今の取り組み継続を 専門家会議が会見(全文3)1年とか半年とか誰も言えない
新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議は1日午後、会合後に記者会見を行った。 【動画】政府の専門家会議 感染者減でも「外出自粛などの継続」提言 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「政府の専門家会議 感染者減でも「外出自粛などの継続」提言(2020年5月1日)」の中継開始時間に対応しております。 ◇ ◇
実効再生産者数が1を割った日は?
脇田:ありがとうございました。それでは質疑のほうに移りたいと思いますのでよろしくお願いします。 日本経済新聞:ではよろしくお願いします。取りあえず残り45分ありますので、いったん20分間、この場の会見室のほうを使わせていただきます。幹事社のほうから1点だけ。 減少のスピードが立ち上がりに比べて遅いというようなご指摘が最初のほうであったかと思うのですけれども、具体的に減少のスピードの目安として、Rtが1を割った日というのは、東京や全国でいつごろなのか。それと、その立ち上がりに比べて遅い理由をどのように分析されているのかというところをお願いできますでしょうか。 西浦:スライド4枚目を出していただいていいですか。こちらの推定感染者が黄色なので、それを見ていただくと、たぶん齟齬がなく分かると思うのですけれども、まず実効再生産者数が1を下回ったのはだいたい4月の1日ごろなんです。実を言うとこれは緊急事態宣言前です。東京の都知事による外出自粛要請も含めてさまざまな要因が影響しているものと考えています。政府による緊急事態宣言の効果っていうことは、こういうものは4月8日以降に効果が出てくるもので、まだ今回の結果で言うと4月の10のところの推定値と11ぐらいまでしか見れていないので、まだ数日以上観察しないと分からないんです。ですのでそのときの減少度合いが本当に期待していたものか否かというものは今後も引き続き分析をした上で報告をさせていただく予定です。