【仕事始めにどんな靴履いた?】天気が悪くとも、始まりに勝負をかけたいなら名作靴がオススメです!
サンダースのサイドゴアブーツ「1864」
4番目は、コンビローファー、新年度に履いた靴、チャッカブーツの回に続いての登場となる@utar_shadow_boyさんの投稿から。サンダース(Sanders)のサイドゴアブーツ「1864」です。
1873年、イギリス・ノーザンプトンにてウィリアムとトーマス・サンダース兄弟によって設立されたサンダース。 イギリス国防総省(MOD)向けに供給されるレザーシューズのほとんどがサンダース製でファクトリーの約半分がその製造ラインに割当てられており、さらに世界中の多くの警察、軍隊、およびセキュリティ用のシューズとしてサンダース ユニフォーム フットウェア コレクション(Sanders Uniform Footwear Collection)が採用されているのも有名な話。これだけでも実力の高さがうかがえます。 @utar_shadow_boyさんの「1864」は、細身のシルエットで足元をスッキリと見せ、綺麗目までからカジュアルまでさまざまなコーディネートに取り入れやすいチェルシーブーツ(サイドゴアブーツ)。 @utar_shadow_boyさんも仕事初めは黒のストレートチップで出勤したかったそうですが、午後から天気が崩れるという予報を受けてサイドゴアにアレンジしたとのこと。 出鼻をくじかれた観がありますが、天気だから仕方がありませんよね。
ローリング ダブ トリオの「グリフィン ジョドファー」
最後は、@yykchi_akさんの投稿から。ローリング ダブ トリオ(ROLLING DUB TRIO)の「グリフィン ジョドファー(GRIFFIN JODHPUR)」です。
デザイナー徳永勝也氏の「履き手を思いやる創意工夫がなければ、素晴らしい靴は生まれない」という考えのもと、2007年にスタートしたブーツブランド、ローリング ダブ トリオ。 すべて職人たちによる手作りで、クロムエクセルやホースバットなど様々なレザーを巧みに使いこなし、デザインから製造まで一貫して行われています。 @yykchi_akさんの「グリフィン ジョドファー」は、英国で乗馬用ブーツとしてつくられたジョドファーブーツを元に、USネイビーラストに独自の修正を加えたラストを履かせ、ダイレクトウエルト製法 (中底に掘った溝からダイレクトにウエルト、アッパーを縫い通し、ウエルトにソールを縫い付ける製法) で、スマートに仕上げた一足です。 バックル側のストラップを短くし、靴の側面で固定されるよう工夫されており、特徴的かつバックルへの留め外しが手早く出来る仕様となっているのもポイント。 レザーには、しっかりとした厚みを持ちながら馴染みが良く、密な繊維組織を持ち美しいシワを刻むオリジナルホースバット#1010を採用し、エイジングを楽しめるのも魅力です。 2024年10月に鳥取県初の靴磨き職人として活動を始めたという@yykchi_akさん。今後の活躍が期待されます。ぜひお近くの方は訪れてみてはいかがでしょう。 カジュアル化が進んで仕事始めといえどもスニーカーで出勤する方が増えていますが、やっぱり革靴を履くと背筋が伸びます。なので、ぜひ節目や気合を入れたい日にはビシッと磨いて輝かせた革靴を履いて臨んでみて欲しいです。きっと靴が素敵な場所へと導いてくれるはずですから。 それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
谷中 龍太郎