見知らぬ男を連れ込み、布団を敷いて…「70歳過ぎてできた友達」が勝手に我が家に上がり込んでシていた「衝撃の行為」
高齢者の友達選びは大切
孤立しやすい高齢者にとって、「気の置けない友人」の存在は心強いものとなる。 「令和4年版高齢社会白書」(内閣府発表)の65歳以上の高齢者の「生きがいと交友関係」についての調査でも、友人や仲間が多いと感じている人ほど、生きがいを感じている割合が多いという結果となった。 【マンガ】60歳の不倫夫が、ラブホテルでいつも「同じ部屋」を予約する理由 高齢者にとって友人や仲間の存在は外出や会話のきっかけとなり、社会からの孤立を防ぎ、認知症予防にも通じるなどメリットは多いとされているが、同じ内閣府の別の調査では「家族や友人と会話をする頻度が低い人ほど健康状態が良くない」というデータもあり、高齢者が他者と関わることがいかに有益であるかを垣間見ることができる。 ただ、だからこそ注意したいのが「友達選び」である。他人様に迷惑をかける人生を送ってきた人が、年を重ねて人生経験を増やしたからといって、真人間になるわけでもない。相手選びを間違えると余生を台無しにされる恐れもある。 群馬県でひとり暮らしを続ける小泉園子さん(仮名・74歳)は、デイサービスで知り合った女性と、警察が介入したほどのトラブルに見舞われた。 「紗代(仮名・74歳)とは最初、デイサービスで顔を合わせる程度の知人だったのですが、お互い夫に先立たれて一人暮らしをしているなどの共通点もあって、だんだん仲良くなりました。 紗代は私の趣味や暮らしぶりなどを根掘り葉掘り聞いて来ましたが、ずっと世間から忘れられたように暮らしていた私は、他人に興味を持ってもらえたことがうれしくて、何の警戒もすることなく、べらべらと自分のプライベートを紗代に話していたのです。今となってはこれが失敗のもとだったと思っています」
家に招いてしまった結果
デイサービスだけの付き合いだった紗代が、園子さんの生活をおびやかすようになるまで時間はかからなかった。 「『デイ(サービス)だと他の人もいるし、レクレーションやら、散歩やら予定が決まっていて自由にできないから、家で会わない?』と紗代が言ってきたのです。私はてっきり紗代の家に招かれるのかと思って承諾したのですが、紗代は『うち(アパート)の目の前の道路が工事をしていてうるさいから』と私の家に来ることになりました」 他人が自宅に来ることなど滅多にない園子さんは、来客用の座布団や食器を揃えるなどあわただしかったが、同時に心を躍らせていたという。 「お茶請けは何にしようなどと考えるのは楽しかったですし、トイレや玄関を念入りに掃除したりして張り合いがありました。何より女同士のおしゃべりが弾むことで、家の中が急に賑やかになったのが最初はうれしかった」 そんな園子さんの気持ちを見透かしたのか、紗代は何かと理由をつけては園子さんの家に入り浸るようになると、そこからはストレスを溜め込む日々に転じていった。 「10年近くひとり暮らしをしていた身としては、毎日のように他人が家の中にいるというのは気が重かった」