「なぜ今治に人が集まるのか」藤井キャスターが“住みたい田舎ランキング1位”の理由に迫る
生産者から直接買いつけるこだわりの食材
今年4月、ついに念願だった、フレンチレストラン「フェヌア」をオープンさせました。 森重さん: 「これが瀬戸貝です。知り合いの潜水漁の方が命がけで獲ってくれてるんですよね」 レストランで提供するのは、大島の食材を活かしたコース料理。食材の7割が大島産です。
森重さん: 「どんな感じ?いま早いのは採れるんでしょ?」 イチジク生産・青野右京さん: 「まあ何個かね、時期が9月末からなんですよ。でも早くできてるのがあるんですけど」 「今6年目くらいで、今年から量がどんと増えてくる」 島の食材は生産者から直接買い付ける、それが森重さんスタイルです。
森重さん: 「きょうはアコウだよね?」 漁師 松田強さん: 「そうですね、タイが小さいんが。この2つ」 森重さん: 「一本釣りだから、魚も全然身質が痛まない、釣ってる人が魚をすごく大事にして下さるんですよね」 料理で“ストーリー”を伝えたい。 松田さん: 「森重さんのスタイルは、地元の物を使ってすごく工夫されて、私たちが獲った魚がそういう形で食べていただけるのはすごく光栄です」
自然に囲まれた環境で子育てを 大三島に移住した家族の暮らし
今治の地に魅了された方は他にも…大島から広島方面に2つ隣の島、大三島です。 小松洋一さんと妻の智子さん。2人が営む「パン屋まるまど」。
大三島産野菜のフォカッチャや、みかん酵母で作るハード系のパンなど島の恵みが詰まったパンが並びます。 大三島の住民: 「うちの兄も時々福山市(広島)から来るんですけど、来たらここに寄って喜んで買っています」 小松さん夫婦は2015年に東京から大三島に引っ越してきました。
洋一さん: 「亀老山から来島海峡大橋を望むあのすごい絶景の写真を見て、こんな地域に住めたらすごい理想的だなと思って」 瀬戸内海や島々の絶景。そして、今治の島のほとんどが島でつながっているため島のアクセスが良い点も大きな決め手となりました。
さらに、もうひとつが。 洋一さん: 「東京都とは違う環境で子育てをしたいというのがまずありました」 自然に囲まれた子育て環境です。この島に引っ越してきたとき、娘のみくりちゃんは生後6か月でした