ラッシュフォードはマンU退団を望まず? サウジから年俸約68億円のオファーを3度拒否か
マンチェスター・ユナイテッドに所属しているイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは、同クラブからの退団を考えていないようだ。2日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。 現在27歳のラッシュフォードは、7歳からマンチェスター・ユナイテッドに在籍している下部組織出身選手で、2016年2月にトップチームデビューして以降、これまで同クラブ一筋でプレー。公式戦通算では426試合に出場し、138ゴール63アシストを記録している。 現行契約は2028年6月30日まで残しているラッシュフォードだが、パフォーマンスに批判が集まることも少なくなく。今季途中まで公式戦全24試合に出場していたものの、トレーニングでのパフォーマンスが悪かったことなどから、昨年11月11日から指揮を執っているルベン・アモリム監督に突如としてメンバーから外される事態となっている。 先月15日に行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・シティ戦以降、4試合連続でベンチ外となると、同30日に行われた第19節のニューカッスル戦で5試合ぶりにベンチ入りメンバーに復帰を果たしたものの、出場機会は訪れなかった。 このような状況もあり、ラッシュフォードには幼少期から過ごすマンチェスター・ユナイテッドを離れる可能性も浮上しているが、今回の報道によると、同選手はサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のクラブからの年俸3500万ポンド(約68億円)相当のオファーを3度断ったほか、トルコへの移籍も興味がなく、先月には「新たな挑戦と次のステップの準備ができていると思う」と語っていたものの、マンチェスター・ユナイテッドで全力を尽くすことを望んでいることが伝えられている。 なお、マンチェスター・ユナイテッドとしては今冬の移籍市場からラッシュフォードへのオファーに耳を傾ける方針を示している模様で、新たなクラブが移籍金を支払って、給与の大部分を負担するのであれば、レンタル移籍での放出も検討することが予想されている。 ラッシュフォード自身は退団を望んでいないものの、移籍するならば、代表チームに戻るチャンスを与えてくれる競争力のあるクラブとリーグのみが候補となるようだが、果たして放出に動いているマンチェスター・ユナイテッドは同選手の新天地を見つけることができるのだろうか。
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