西武ドラ6「レオのガリバー」が緊急昇格 ファームで3失策後、深夜に通達「本当ですか?って。足が震えてきて…」
◆西武―楽天(11日、ベルーナドーム) 西武のドラフト6位ルーキー、村田怜音内野手(22)=皇学館大=が初めて出場選手登録され、1軍に合流した。 ■西武ドラ6「レオのガリバー」 プロ初1軍で即スタメン 村田は196センチ、110キロの大柄な体格を生かした長打力が持ち味。イースタン・リーグで12試合出場し、打率3割5分1厘、2本塁打、10打点と大暴れしていた。10日に仙台市で行われたイースタン・楽天戦にも6番三塁で先発出場し、4打数2安打2打点をマークした。 3失策したことで落ち込んでいたところ、同日午後11時ごろに西口文也ファーム監督から電話で1軍昇格を伝えられた。「本当ですか?って聞き返して、そこからちょっと足が震えてきて…。でも、言われたからにはやらなきゃいけない」と覚悟を決めた。11日午前6時35分発の新幹線で大宮まで行き、駅からタクシーに乗って午前9時20分ごろに到着した。 試合前練習では平石ヘッドコーチの紹介で、同じ三重で大学を過ごした三重中京大出身の楽天・則本昂大投手にあいさつした。 10日の楽天戦も2―13と大敗し、最下位に沈む西武は、打線が12球団ワーストのチーム打率2割5厘にあえいでいる。将来の和製大砲として期待される村田は「まずは1本ヒットが打てれば。起爆剤みたいになれるように頑張りたい」と誓った。
西日本新聞社