「スカートが血まみれで絞れる状態」交通事故で小5の一人娘を亡くした母親 運転の男は危険ドラッグを吸っていた「病院で娘との別れが近いことを確信」【香川】
秋山さんの講演を聞いて、生徒たちの感想は。 (生徒) 「自分がいつ被害に遭うかも、そして自分がいつ加害者になるかもわからない可能性があるなと、実感しました」 「被害者で、実際に急に自分の身内の命を亡くなられた方の話を聞いて、私も自分の母親や弟、父親、自分の家族が急に日常から消えたときの悲しさ、辛さ…それを感情移入してしまって自分も加害者や被害者にならないために気をつけていこう、という気持ちがより高まりました」 ーどのようなところを気をつけたらいいなと思いましたか? (生徒) 「11月に改訂された道路交通法をもう一度しっかり確認し、並列運転や信号無視などに気を付け、ヘルメットをちゃんと着用し、自分の身を守りながら他の歩行者の危険な運転にならないように心がけようと思いました」 別の生徒は。 (生徒) 「自分の周りにはそういう立場の人がいなくて、あまりそういう話を聞いたことがなかったんですけど、このような貴重な経験をさせていただいて、これからの自分の行動の仕方について考えることができました」 ーどのようなことを気をつけていこうと思いましたか? (生徒) 「交通事故をしないために規則が改正されたりしているので、自分の行動を見直すためにも、ながらスマホとかそういうのをしていくのをやめようかなと思っています」 (生徒) 「周りの人が行動を考えていれば、そのような事故は減ると思うので、1人1人がもっと注意深く行動していけばいいなと思います」 ■「犯罪は人生を狂わせる」加害者も、被害者も 講演を終え、秋山さんに話を聞きました。 ー3年前からこういった活動されてるということなんですが、活動をしようと思われたきっかけは何ですか? (秋山裕紀子さん) 「事故直後は、こういう講演をする気持ちになれないのと、あとは制服を見てしまうと、どうしてもフラッシュバックをしたりして講演をできる状況ではなかったです」 「しかし、みんなに支えてもらって、ちょっと自分で歩けたり、生活ができるようになったときに、ふと我に返って『犯罪はやはり人生を狂わす』ということをみんなに分かってもらって。香川県は特に事故も多い県ですので、それを少しでも防ぐことができたらなと思い、活動をさせていただこうと思いました」 ー今日は生徒さんの前でお話されましたが、生徒さんには一番どんなことを訴えたいと思い、話されましたか? (秋山裕紀子さん) 「命を大切にするような行動を自分で考え『人がしているから自分もしよう』ではなく、自主的に考えて動いてもらえたらいいなと思います」 ー交通事故はなかなか減らないですが、高校生にどういうことを感じてもらいたいなと思いますか? (秋山裕紀子さん) 「交通事故は怖いものではあるんですが、残された人間はそれを共に生きていかなきゃいけないっていうところと、あと加害者、被害者になって欲しくないという思いが強いです」 「私の子供は中学生を経験してないので、いまこの時を生きてるっていうことが貴重なことだっていうことを再認識してほしいなと思います」