（左から）寺嶋己美（ともみ）さん、細川美弥さん親子

　高松のたこ焼き店「KITCHEN TAKOMARU（キッチンたこ丸）」（高松市宮脇町1、TEL 080-6336-8500）が1月6日、移転1周年を迎える。（高松経済新聞） 【写真】たこ焼き　ソースやマヨネーズなどのトッピングは好みでかける 　寺嶋己美（ともみ）さん、細川美弥さんの親子で切り盛りする同店。10種類の具材を用意する15個入りのたこ焼きや焼きそば、焼きうどん（以上、600円）、お好み焼き（650円）、そば飯（680円）などを提供する。地元で地域貢献活動を行う「亀阜おやじの会」と連携して子どもたちにチケットを配り、無料でたこ焼きを提供する活動も行う。 　同店は40年前、高松市福田町でスタートした。開店に当たり、寺嶋さん夫婦はたこ焼きの本場・大阪で20軒以上食べ歩き、数カ月試行錯誤して生地を作ったと言う。その後、2001（平成13）年に亀岡公園（亀岡町）近くに移転、2014（平成26）年に寺嶋さんが体調を崩したことにより閉店した。 　閉店後も再開の思いはあったと言う寺嶋さん。「一緒にやらないか」と細川さんに声をかけ続けたという。「子どもも大きくなったことから開店を決めた」と細川さんは振り返る。 　1周年を迎え、寺嶋さんは「当店は交差点にあり、信号待ちの子どもたちが『ただいま』と言って入ってくる。その様子を見るのがうれしい」と笑顔を見せる。細川さんは「地元の人から『開店してくれてありがとう』と言ってもらえるのがうれしい。『こんな店です』というのはなく、お客さまの声に応えて大きくなる店でありたい。今後も地元の方に愛される店であり続けたい」と意気込む。 　営業時間は11時～21時。火曜定休。 　1周年を迎えるに当たり、たこ焼きや焼きそば、焼きうどんを400円で提供する。6日まで。