日本代表FW中村敬斗の衝撃「欧州5大リーグでゴール効率4位」だが最終予選は4戦39分「試合に出ないと…」“出番限られる問題”解決策はあるか
中村は何で勝負していくべきなのか
オーストラリア戦の87分、相手が最後の交代カードを切ってきたとき、下田崇コーチが勢いよくベンチを飛び出していき、中村に声をかけた。下田コーチの仕事はGKの指導と、セットプレーの守備の担当だ。ここではセットプレーの守備についての話をしたのだろう。サウジアラビア戦のCKの守備で2度もノーマークの選手を作ってしまったからなのか、中村にはそれだけ強調しておかないといけないと考えたのか、それは想像するしかないが……。 では、こうした状況で、中村が何で勝負していくのか。 彼には他の選手にはない、得点力という武器がある。日本代表のユニフォームを着ているときでも、13試合で8ゴールだ。かなりのハイペースで得点している。 その能力をさらに磨いて、どんなサッカーをしても中村を使わないわけにはいかないという立場に登りつめるのか。 あるいは、圧倒的な得点力と比べれば劣ってしまう守備力やスプリント力を上げていくのか。
中村とともに可能性を見せたのは、田中碧だった
「歴代でも最高レベルの争い」と久保も表現するようなレギュラー争いがあるからこそ、中村は岐路に立っている。一つだけ言えるのは、そんな彼の決断が、今後の日本代表がさらにチームとして力をつけられるかどうかのカギを握っているということだ。 その点において、中村以外にもオーストラリア戦で可能性を見せた選手がいる。キャプテン遠藤航の体調不良を受けて先発出場した、田中碧である。〈つづく〉
(「核心にシュートを!」ミムラユウスケ = 文)
【関連記事】
- 【つづき→】敬斗を生かしたのは、実は田中碧だった…ただ日本代表の課題でもあるワケ〈オーストラリア戦深層〉
- 【写真】「久保と敬斗、ハグしてカワイイ…ケイトの14歳頃~金髪時代もカッコいい…伊東純也とも仲良し」“あの女性アイドル”も日本代表にウットリ…三笘もキレキレなナンバー撮影写真を全部見る
- 英国人記者が断言「日本代表の質はアジアで圧倒的。ケイト・ナカムラ…サブもだ」ただ“ライバル弱体化”は「日本の有益にならない」と懸念
- 「醜い戦い」自国メディア酷評も…オーストラリア監督が本音「日本からチャンス作るのは難しい」シュートわずか1本“弱者のサッカー”を選んだ理由
- 【写真】「やってしまった…」オウンゴール献上の瞬間、谷口彰悟の表情が切ない…三笘薫「残像ドリブル」やスタジアムで発見“あのアイドル”など現地写真を一気に見る(全35枚)