株価低迷のラクオリア創薬が狙う「非連続な成長」の全貌
ラクオリア創薬が目指す成長戦略とは?(撮影:今井康一)
2021年3月、個人株主による株主提案が可決され、社長を含めた経営陣が刷新されたラクオリア創薬(4579)。あれから2年、同社の改革はどのように進んでいるのだろうか。(新経営陣の インタビュー前編 ・ インタビュー後編 )。 2月に発表された2022年12月期決算は売上高29億円(前期比5.1%増)、営業利益8.6億円(同22.4%増)と2期連続の増収増益で着地した。現経営陣になった2021年から黒字は定着し、業績は順調に推移している。 だが一方、株価は冴えない。 新体制発足日の2021年3月25日終値は1061円だった株価は、足元では800円台前半。とくに2022年12月20日に増資を発表して以降の下落は目立つ。増資による潜在希薄化率は約9%だが、12月高値からの下落率は40%を超す。株式市場が同社の成長シナリオに半信半疑でいることの証左だろう。
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大西 富士男