EXILEら所属「LDH」子供プロジェクトに注力の訳 TETSUYA、吉野北人、木村慧人にインタビュー
■子どもたちに楽しかった思い出を残したい ――プロジェクトの象徴となるグループが誕生し、オリジナルの新曲「MORNING SUN」を発表しました。これまでの活動とは伝わり方が違ったり、幅が広がったことはありますか? TETSUYA:まったく変わりました。メンバーが固定されていることで、イベントに参加していただいた子どもやご家族がこのプロジェクトに対してイメージを抱きやすくなり、しっかり心に刻んでいただけている手応えがあります。
家や学校で「MORNING SUN」を歌ったり、踊ったりするときに、僕らのことを思い出してくれるかもしれない。グループとして存在していれば、そんな子どもたちのレッスン体験のときの気持ちや、楽しかった思い出がいつまでも心に残り、僕らはそのなかで一緒に生きている。それまでやってきたこととは、ステージの違う活動になっていると思います。 ――東京だけではなく、全国の小学校でのワークショップなど、地方創生ともかかわる活動にも取り組んでいます。
TETSUYA:小学校だけではなく、自治体とのパートナーシップによるSDGs推進型の地域イベントでも、ワークショップを実施しています。新曲のダンスをレクチャーして、最後は一緒に踊って、TikTokで配信したりしています。 無料でキッズも参加しやすいイベントなので、毎回地元の子どもたちがたくさん集まってくれて。ご家族が温かく見守るなか、健康促進の運動イベントとしても楽しんでいただいています。いろいろな地域に行かせていただいていますが、今後は全国津々浦々をツアーで周りたいですね。
――子どもたちがプロのエンターテインメントに直接触れることの影響や、役割はどう考えますか? TETSUYA:僕が最初に会った芸能人は、『男はつらいよ』で寅さんを演じていた渥美清さんです。撮影現場で、寅さんの衣装を着たまま、集まった子どもたちにたくさん話しかけて、頭をなでてくれたりして。そういうことは一生の思い出に残ると、心を打たれました。 ワークショップで会う子どもたちにとっては、僕らがそういう存在になるかもしれない。その体験が子どもたちの夢につながったり、人生の障壁にぶつかったときに、それをぶち破るパワーになるかもしれない。