ハリウッドが小さな町に興味津々!? 低予算の映画が起こした”奇跡” 「創造力を刺激する理想的な場所」福岡・添田町
案内したのは、日本三大修験道のひとつ、霊峰・英彦山に鎮座する英彦山神宮です。 ■町が誇る修験道の霊場「まさに理想的!」 マット・テイラーさん 「これ見て。これ外せるんです。一番の財産ですよ」 マットさん、参道の手すりが簡単に取り外せることをアピールします。 マットさん、宮司に一行を紹介します。 マット・テイラーさん 「お世話になります。こちら、ハリウッドのロケーション組合の理事です」 英彦山神宮 高千穂秀敏 宮司 「あんまりピンとこんけどすごい」 マット・テイラーさん 「きょうから世界の映画業界が英彦山神宮を発見することになる」 英彦山神宮 高千穂秀敏 宮司 「よろしく」 Q 宮司としても歓迎? 「全然違いますよ。マットから影響受けてウェルカムになった。県の事業とかああいうのは。僕だいたいインバウンドは受けてなかったんですよずっと。けれど熱弁が響いたわけです。熱い言葉に少しは寄り添っていかなければという思いだけ」 英彦山の中腹にあるのが英彦山大権現。 四方の山を借景にして、広大な庭園が整備されていますが、地元の人にもあまり知られていない穴場です。 ハリウッドのロケーション組合員 マイケル・ウェスリーさん 「美しい!」 この日、一行は英彦山周辺の6か所を回りました。 映画ロケーション組合会長 ジョン・ラキッチさん 「本当に感動したよ。きょう見せてもらったロケーションは素晴らしく、予想をはるかに超えてきた。感心しすぎて言葉も出ない。歴史ドラマからSF、ファンタジーまで、本当にたくさんのインスピレーションがわきました。そして石造りの建築、木々、森、大自然……どれも創造力を刺激する可能性に満ちている。クリエイティブなことをする場所を探している人にとって、まさに理想的な場所だと思う。『SHOGUN』はここで撮るべきだね」 ■”アジアのハリウッド”は近い? ロケハンのアテンドは大成功。 大きな手応えを感じていたマットさんたちに、数日後、朗報が届きました。 さっそくハリウッド映画の一部の撮影が決まったといいます。
「武蔵」プロデューサー 吉松育美さん 「急に連絡が来てですね。すぐこないだプロデューサーさんたちとぞろぞろっとこの場所に来てミーティングして、『いいね、ぜひ撮らせてください』ってことで。これからの大きな第一歩の小さなファーストステップかもしれないんですけども、ゆくゆくは大作を引っ張ってきたいな」 マット・テイラーさん 「ここはアジアの第2ハリウッドになってもおかしくないですよ」 オール地元メイドの低予算の映画が起こした奇跡。 添田町がアジアのハリウッドと呼ばれる日も近いかもしれません。
RKB毎日放送