「誰が書いたんですか?」-サトテルに詰め寄られた!?トラ番記者を直撃 神宮のあの夜何があったのか、真相を聞いた
プロ野球・阪神タイガースの佐藤輝明選手と番記者の間でトラブル発生か…問題のシーンが収められた動画がSNSで拡散され、阪神ファンの間で衝撃が走っている。 【写真】捏造された質問内容、現在はアカウントごと削除されている 巨人が優勝を決めた9月28日、阪神は神宮球場でヤクルトと対戦。その試合後、クラブハウスにつながる通路前の三塁側ファールゾーンで、佐藤選手のぶらさがり取材が行われていた。取材後、いったん離れた佐藤選手がきびすを返し、報道陣に近づいている様子がその動画に映し出されていた。 報道陣の輪の中から一人の記者が佐藤選手に近づき、何かを話している様子。球団広報とみられる人物が二人の間に入り、佐藤選手をなだめるようにも見えた。SNS上でこの動画を視聴したユーザーたちの間で、記者が佐藤選手を怒らせるような質問をしたのではないか、と憶測が広がった。あるユーザーは「今シーズンは佐藤選手のエラーで試合を落とした試合が多かったですが、それらの試合を取れていれば優勝できていたと思いますが、いかがでしょうか」と質問したようだと投稿した。 この質問内容の投稿をきっかけにさらにヒートアップ。動画を拡大する画像なども投稿され、その結果、デイリースポーツの記者と特定する投稿も拡散された。記者個人に対し、「クソ記者」「調子に乗んな」「日本から消えてくれ」など誹謗中傷が相次いだ。 佐藤選手とデイリー記者の間で本当は何があったのだろうか。デイリースポーツはすでに自社サイトで「弊社の記者に関する動画について」という声明文を掲載しているが、広報担当に詳細について問い合わせたところ、試合中に伏線となる出来事があったという。「佐藤輝選手はその試合の二回、左翼線二塁打で出塁し、三塁進塁後に梅野選手のショートライナーで飛び出してアウトになりました。これを受け、弊社の速報担当デスク(内勤)が『走塁ミス』としてネット記事を配信。しかし、試合後に岡田監督が「(サインが)ゴロゴーやから戻れんやろ」と説明したため、速報記事を差し替えました」と説明。本来は取材の経緯を明らかにしていないが、今回、佐藤選手との会話の内容や、そのやり取りを公開することで、実態が少しでも伝わればという考えから答えてくれた。 実際、デイリースポーツは当初【阪神 佐藤輝明が二塁打も痛恨走塁ミス 梅野のライナーで飛び出し併殺 岡田監督は厳しい表情 ライナーバックが求められる状況】という見出しで速報記事を配信した。その後、岡田監督への取材を終え、【阪神 佐藤輝明が二塁打も 梅野のライナーで飛び出し併殺 岡田監督「ゴロゴーよ」「ライナー打つのがアカン」】と訂正した。