伊東勤氏 中日浮上の鍵は「まずは捕手を固定してもらいたい」バッテリーの再構築が必須
西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。古巣でもある中日の来季浮上の鍵を明かした。 伊東氏は「まずは(捕手を)固定してもらいたい」と、今季は日替わり出場となった捕手陣の課題を指摘した。 伊東氏は首脳陣が守りの野球をやりたいのか、攻撃の野球をやりたいのかで捕手の出場数も変わったと説明した。 捕手として最多87試合に出場した木下拓哉捕手(32)は伊東氏のヘッドコーチ時代に頭角を現した捕手であり、「イメージは悪くない」。木下に次ぐ42試合マスクの宇佐見真吾捕手(31)については「バッティングはいいんでしょうけどキャッチャーとしての存在感は小さい」と指摘した。 伊東氏は「点が入らないので打撃優先の起用は分からなくもないが、中日は投手陣がいいのでバッテリーを強化すればこんな順位(最下位)ではないはず」と説明した。 そのためには「1人で(ゲームを)まかなえる選手をつくれるかどうか」と話し、年齢的にも経験もいている木下、宇佐見に加藤匠馬捕手(32)を加えた3人の中から「1人に絞って来年は頑張ってほしい」とエールを送った。