販売前から長い列 当日5分で完売したふくろうマークのお弁当 念入り準備の舞台裏
認知症の人と「ともに生きる拠点づくり」を進める100BLGは、同じ思いを持つ全国各地の事業所とともに「学び合いのプラットフォーム」となるネットワークをつくっています。各事業所は、それぞれの土地柄や文化に合わせたかたちで運営されています。今回は、福島県いわき市にあるBLGいわき(デイサービス福老)からの報告です。 【本編】画像を見る おしぼりにもひと工夫
こんにちは。BLGいわきの長谷川です。 少し前のこととなりますが、いわき市役所と同市内にある商業施設「ラトブ」より、「メンバーさんとお弁当を販売してくれませんか?」と、お声がかかりました。 いわき市は、地域共生社会の実現を目指す事業の一環として「Fukushi-Wa(フクシワ)プロジェクト」を立ち上げました。そのモデル事業に、BLGいわきも参加してもらえないかというお話でした。 メンバーさんに相談すると、もちろん、「やるに決まってるよ」「何個おにぎりにぎるの?」と皆さん前向きで、誰一人「やりたくない」との返事はありませんでした。 そうと決まれば、試作品を考えたり、おしぼりに「ふくろう」マークを付けたり、お弁当箱に押印したりと、あれや、これや山のように仕事がありましたが、 「みんなで力を合わせれば、出来ないことはないね」を合言葉に準備をしました。 当日は、5分で完売するほど、販売前から長い行列ができました。 「たくさん人が来てくれてドキドキするね」とメンバーさんはみんな生き生きとされておりました。 BLGいわきでは、普段、1階に併設されているカフェ「にぎらないおにぎりカフェふくろう」でメンバーさんが有償ボランティアとしてお仕事をしています。お客様をお店で待つのも良いけれど、念入りに準備をしての出張販売はメンバーさんの良い刺激になり、これからも続けていきたい活動となりました。
100BLG