「知って、肝炎プロジェクト」特別大使・伍代夏子「早期発見・早期治療を」広島県庁を表敬訪問
歌手の伍代夏子(62)が14日、肝炎対策特別大使として広島県庁と広島大学病院を表敬訪問。「知って、肝炎プロジェクト」の啓発活動を行った。 広島は、同プロジェクトの令和6年度の積極的広報地域に選定。県庁を訪れた伍代は「私もC型肝炎の病気の経験者として、早期発見・早期治療の大切さを少しは説得力を持ってお話できるのではと思い、やってまいりました」とあいさつした。 広島県では昨年3月から第4次広島肝炎対策計画を策定。同知事の湯﨑英彦氏から「肝疾患診療ネットワークを充実させ、県内どこに住んでいても専門的な治療が受けられるような体制づくりを進めております」と、同県の先進的な肝炎対策について聞いた五代は「とても心強く安心しました。広島が日本で一番最初に感染者ゼロになるのではと思えてきました」と目を細めた。 広島大学病院では肝炎患者と交流。大昔に受けた輸血から肝炎に感染した人や、肝炎が進行して肝がんとなった人などのつらい経験に対して熱心に耳を傾けると、「今日皆様から聞いた貴重なお話は(啓発活動に)反映していかなくてはいけない。どうか元気になってください」と激励した。 さらに病院関係者との意見交換会では、行政、医療機関、一般企業などの協働による肝炎検査の受診率アップの方法について熱心な話し合いを実施。伍代は「怖いのは、自分の体の中に肝炎ウイルスがいることを知らずに何年も放置しておいてしまうこと。若い方でもぜひ一度検査を受けていただきたいです」と力を込めた。
報知新聞社