「日本が変わるには中国に攻め込んでいただくのがいいが...」「将来アメリカは日本を見捨てる」“革命家”外山恒一による「絶望的な日本政治」への提案
---------- 2007年東京都知事選挙に出馬した際、「日本国政府の転覆」を主張する過激な政見放送で一躍、時の人となった“革命家”外山恒一氏。 【一覧】「次の総選挙」で落選する裏ガネ議員の全実名はこちら…! 2016年東京都知事選挙時の政見放送で行われた立花孝志氏の「NHKをぶっ壊す!」や後藤輝樹氏の「伝説の放送禁止用語連発」のパフォーマンスなどの先駆け的な存在として知られる外山氏が、このたび、東京・高円寺にバーを開いたのだという。 その名も「BAR人民の敵」(5月14日オープン)。「つばさの党」の選挙妨害や日本政治の現状について、“革命家”はこう捉えているという。 ----------
「そもそも選挙に期待していない」
「衆院東京15区補選での『つばさの党』の乱暴狼藉、愚行蛮行が問題になりましたが、不本意ながら支持せざるをえません。そもそもロクでもないNHK党の分派だし、私と違って芸風にユーモアがなく、ただ殺伐としていて正視に耐えませんけどね。 しかし無所属の須藤元気氏だけは攻撃しなかったのは、たぶん同じ反ワクチン派だからでしょうし、そういう政治主張もうっすらと見えなくはないんです。だったら、ユーモアで味つけする能力はなくとも、せめて真面目にその主張でもぶつければよかった。そしたら少なくとも真面目にやってることは伝わって、ここまで非難一色にはならなかったでしょう。 立憲民主党や日本維新の会などの既成政党が追い詰められて街宣スケジュールも公開できなくなっていく様子は痛快だったし、せめてもう少し擁護しやすい芸風を追求してほしいです。 『つばさの党』を非難する連中は『民主主義の根幹が脅かされる』だの『各候補者の主張を聞く有権者の権利が奪われた』だのと喚き散らしていますが、『そもそも日本の選挙で政治的な論戦なんかおこなわれてんのか』、『有権者は各候補者の主張を吟味して投票してんのか』という問題は放置されています。 『選挙の自由妨害罪』の成立要件を甘くして適用しやすくしようという流れには腹が立ちますが、いらんことをやって弾圧を招くのは少数派の政治運動ではよくあることですし、憎むべきは弾圧を招いた『つばさの党』ではなく、この一件に乗じてますます日本の選挙を不自由なものにしようと調子に乗ってる既存の政治家どもです。 でもまあ、一つの手段が禁じられたらまた別の手段を考えればいいし、いくらでもやりようはありますけどね。 ただし、そもそもの前提として私は選挙そのものに何の期待もしていません。 民主主義とその根幹である選挙制度を破壊するために17年前に立候補した私の政見放送が突破口となり、あるいはパンドラの箱を開けて、悪魔の軍勢が解き放たれたかのように私の劣化コピーみたいな人たちがめちゃくちゃなことをしまくって、奇天烈な泡沫候補の増殖にしても今回の『つばさの党』の一件にしても、そしてそれらに対する既存の体制の側の対応にしても、まんまと着実に選挙制度が破壊されている様子を見て私はニンマリしてますし、『ざまあみろ』というのが本音です(笑)。 政権交代の機運がまた高まってるようですけど、仮に立憲あたりが政権を取っても、民主党政権時代(2009年9月~2012年11月)と同じように自民党の劣化バージョンみたいなことしかできないに決まっています。それに私は反ポリコレ派なので、立憲や維新のように親ポリコレ的な野党よりもまだ自民党のほうがマシだと思ってます。 立憲は若者には人気がないようだし、もし若者の投票率が上がったりすれば、たぶん維新の票が増えるんですよ。既得権益に反発する若い連中の多くは維新や国民民主、少数は立憲や共産など、いずれにせよ左右のポリコレ派を支持してます。だったら若者の投票率なんぞ低いに越したことはありません。そんなところに入れるくらいなら家で寝ていなさいと言いたい(笑)」