ドリンクホルダーが不評のジムニー。そこで市販ドリンクホルダーの使い心地を試してみた
▼カーメイト「ジムニー専用ドリンクホルダー2」| インパネ側に設置すればかなり使いやすい
取り付け編でも書いたように、この製品は車両のボルト穴を利用するので、「ステアリングサイド」「助手席乗降グリップ」「運転席側ドアグリップ」「助手席側ドアグリップ」の4ヶ所に取り付けられること。ただ、仮置きしてみたところ、室内スペースに限りがあるジムニーなので、ドアグリップに付けるとふとした時に足に当たってしまうかなと感じました。ドア開閉時にドリンクホルダーにカップなどを入れておくのもこぼしそうで怖いので、ステアリングサイドか助手席乗降グリップに取り付けるのが無難だと思います。 取り付け位置はエアコンルーバー固定タイプのものとほぼ変わりませんが、ルーバーには干渉していないので、ルーバーを閉じることもできます。APIOの製品のところで触れた“我が家の事情”を解決するのに適しています。 ペットボトルを置くとこんな感じです。ホルダー部と上部のリング部の間隔が狭いため、最初に使ったときは「もしかしたら意外と不安定で発進時やブレーキングでペットボトルが落ちるかも……」と感じましたが、私が使う中でそのようなことはなかったので一安心。リング内にはペットボトルに合わせてリングサイズを調整できるスライドウォールもついています。ただ、林道などを走る際は念のためペットボトルなどを入れないほうがいいかもしれません。 カップを置くとこんな感じ。上部がこれだけ出ているので非常に出し入れしやすいです。APIOの製品のように畳むことはできませんが、本体はインパネや助手席乗降グリップのシボ感とマッチするデザインになっているので、使用しない時も違和感がありません。取り付けで使ったボルトをコンビニフックとして活用することができるのも便利なアイデアです。 実際に使ってみると、助手席側ドアグリップに取り付けた場合限定で気になることがひとつ……。助手席側のエアコンルーバーよりも乗員側にあるドアグリップにつけることで、ペットボトルなどを入れた際に微妙にドアミラーの視界に干渉してしまうのです。背が高くシートを後ろに下げている私のドラポジだとミラー内に映る左側ボディが少し隠れるくらいなのでなんとかなりますが、背が低くシートポジションを前よりにする人だと干渉範囲が大きくなるかもしれません。このあたりはミラーの角度などを各自で調整して対応しましょう。