ドリンクホルダーが不評のジムニー。そこで市販ドリンクホルダーの使い心地を試してみた
▼「JIOQY」| 置くだけで完了な超簡単設計
こちらはセンターフロアに本体を置くだけで設置が完了します。 本体裏にマジックテープがついているので、設置後はズレたりしません。もちろん取り外しも簡単にできます。パッケージには「現車採寸の専用設計」と書かれているだけあり、トランスミッションレバー、副変速機レバー、サイドブレーキの間にすっぽりはまります。無駄な隙間がないのもいいですね。 取り付け後は付属の滑り止め用マットを敷いて完了。マットは3色入っているので、好みのものを使いましょう。私は2024年のラッキーカラーをチョイスしました(笑)。
■3つの製品の使い心地は?
ここからはそれぞれの製品の使用感をリポートしていきます。
▼APIO「フリップアップドリンクホルダー」| デザインが秀逸! 主張しすぎない感じが◎
APIOのフリップアップドリンクホルダーの素晴らしい部分は、ドリンクホルダーとして使用していないときのデザインが秀逸なこと。さすが、スタイリッシュなカスタムに定評がある人気ブランドが手掛けただけのことはありますね。素材感もジムニーのインパネにマッチしているので、後付けの製品なのにまるで最初からついている装備のようにすら感じます。中央にさりげなく配置されたブランドロゴもオシャレ! ドリンクホルダーとして展開するときは、まず外側のリングを上に上げ、ホルダーを下に下げる形になります。ペットボトルはサイズによって太さがまちまち。細めのものを入れると走行中に動いてしまう可能性があるため、そんなときはリング部を少し下げて使います。 写真は500mlのペットボトル。これだとリングを少し下げて使うのがベスト。最近増えている600mlオーバーの容量になっている太めのペットボトルを試してはいませんが、リング部には余裕があって下のホルダー部にも隙間があるので、問題なく使えるでしょう。 ちょっと気になったのはこちら。コンビニで買うSサイズのコーヒーカップです。写真で見ると普通に見えますが、運転席に座りながらカップを取ろうとすると、上部があまり出ていないのでリッドの下あたりに手をかけることになります。そのため、リッドが取れてしまうかもと感じることがありました。しかもホルダーのリング部分にカップがピタッと密着しているのでうまくカップを取れないこともありました。 でもドリンクホルダーはさっと手が届く位置にあり、ペットボトルなどを置いてもステアリング操作に干渉することもありません。強いて難点を挙げるなら、本体をエアコンルーバーに固定しているため、ルーバーを閉じられないこと。我が家は私と妻で快適に感じる室内温度が結構違うため、冷房使用時に私が快適な温度設定にしていると「寒い」と言われることが多々あります。そんなときは妻側のエアコンルーバーを閉じることで解決していたので、これを両側に取り付けたときは夏場にどうやって温度調整をすればいいかなと考えました。 でも見た目もいいし、かなり気に入りました。一つ5000円を超える価格はかなり強気なので、これに納得できるなら自信をもって勧められる製品です。