子どもがほしいけど、教育費を払えるか不安です。子どもは1人、公立の小・中・高校に通えば世帯年収800万円でも授業料を給料だけでまかなえるのでしょうか?
上限を設定するなら、きちんと説明が必要
大事なわが子に寄せる期待で、生まれる前は「公立で小中高を通す」という決意は忘却のかなたに飛んで行ってしまった、ということも十分にあり得ます。しかし、一生続く家計を無理なく運営していくためには、上限を設定しなければなりません。 まだまだ、「親の都合で子どもがかなえたい夢を応援してあげられなかった」という考え方は根強いですが、「家庭内の予算」「どうやってやりくりしているのか」「どこまでが許容範囲なのか」などといったことを説明することが大切だという考え方をもった親も増えてきました。 子どもが理解したかどうかを確認しながら腹落ちするように数字を交えて示せば、子どもは自ら「与えられた枠の中で自分の夢を探す」ようになるかもしれません。 出典 文部科学省 結果の概要-令和3年子供の学習費調査 執筆者:柴沼直美 CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部