宮田莉朋が6番手&マローニが最速。ロダン勢が揃って好走見せる/FIA F2第9戦フリー走行
7月19日、2024年FIA F2第9戦のフリー走行がハンガリーの首都ブダペスト近郊のハンガロリンクで行われ、ゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は6番手となった。 【写真】宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ) 週末の走りはじめとなる45分間のフリー走行は日本時間18時5分(現地時間11時5分)より気温28.7度、路面温度46.6度となるなか、快晴のもとでスタートを迎えた。 各車周回を重ねるなか、残り28分を切ったところでジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)がターン11で単独スピンを喫し、バリアに接触。マルティはわずか7周でフリー走行を終えることになった。 そんななか、フリー走行序盤から好走見せたのはランキング3位のマローニだった。マローニは計時上10周目に1分33秒247をマークし、前戦シルバーストンで2レースとも2位に入った好調ぶりを、ここハンガロリンクでも見せつける。 セッション終盤、各車は最後のアタックシミュレーションに臨んだ。そんななか、ランキング2位につけるポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)が1分32秒984をマークし暫定首位に浮上する。 しかし、その直後にはマローニが1分32秒668を記録し、アーロンを0.316秒上回りトップの座を取り戻し、その座を譲ることなくフリー走行を終えた。 チェッカー目前のタイミングにはエンツォ・フィッティパルディ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)が3番手、ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)が2番手までタイムアップを果たしている。 そして宮田は最後のアタックシミュレーションで1分33秒238をマークし、マローニから0.570秒差の6番手につけた。ハンガロリンクは宮田にとって初走行のコースだが、週末を戦う上で鍵となるフリー走行での6番手は、このあとに続く予選、そして2度の決勝に向けてもポジティブな結果だろう。 なお、ポイントリーダーのアイザック・ハジャル(カンポス・レーシング/レッドブル育成)は10番手、来季F1昇格を決めているオリバー・ベアマン(プレマ・レーシング/フェラーリ育成)は12番手となった。 続いて、2024年FIA F2第9戦ハンガロリンクの公式予選は、F1のフリー走行1回目(FP1)終了後の日本時間23時より30分間で行われる。 ■2024年FIA F2第9戦ブダペスト フリー走行結果 Pos./No./Driver/Team/Time/Laps 1/5/Z.マローニ/ロダン・モータースポーツ/1'32.668/22 2/7/J.クロフォード/ダムス・ルーカスオイル/1'32.801/19 3/14/E.フィッティパルディ/ファン・アメルスフォールト・レーシング/1'32.928/13 4/17/P.アーロン/ハイテック・パルスエイト/1'32.984/20 5/11/D.ハウガー/MPモータースポーツ/1'33.100/18 6/6/宮田莉朋/ロダン・モータースポーツ/1'33.238/22 7/1/V.マルタンス/ARTグランプリ/1'33.245/19 8/12/F.コラピント/MPモータースポーツ/1'33.467/20 9/10/G.ボルトレート/インビクタ・レーシング/1'33.512/18 10/20/I.ハジャル/カンポス・レーシング/1'33.512/20 11/23/R.スタネ/トライデント/1'33.544/18 12/3/O.ベアマン/プレマ・レーシング/1'33.604/19 13/2/Z.オサリバン/ARTグランプリ/1'33.638/21 14/22/R.フェルシュフォー/トライデント/1'33.664/18 15/4/A.アントネッリ/プレマ・レーシング/1'33.700/17 16/15/R.ヴィラゴメス/ファン・アメルスフォールト・レーシング/1'33.716/19 17/16/A.コルデール/ハイテック・パルスエイト/1'33.820/22 18/9/K.マイニ/インビクタ・レーシング/1'33.876/20 19/24/J.デュルクセン/AIXレーシング/1'34.219/20 20/21/J.マルティ/カンポス・レーシング/1'34.290/7 21/8/J.コレア/ダムス・ルーカスオイル/1'34.683/19 22/25/T.バーナード/AIXレーシング/1'34.870/19 [オートスポーツweb 2024年07月19日]