【動画解説】東北の大雨 週明けまで続くおそれ 河川の増水や氾濫に最大級の警戒を
記録的な雨量を観測している山形県や秋田県では、30日(火)頃にかけて大雨が続く見込みです。引き続き、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。土砂災害や低い土地の浸水にも厳重な警戒が必要です。
東北の日本海側では記録的な大雨となっています。特に山形県では降り始めからの雨量が400ミリを超え、7月平年の1か月分の降水量を大きく超えている所があります。
北日本や北陸では、来週前半にかけても雨の日が続くでしょう。山形県や秋田県では、すでに氾濫が発生している河川や増水している河川、地盤の緩んでいる所があるため、厳重な警戒が必要です。
27日(土)の朝にかけて、いったん雨の止むところもありますが、日中は再び活発な雨雲がかかるでしょう。28日(日)にかけても断続的に雨が降り、激しい雷雨となる所もありそうです。週明け29日(月)にかけてもまだ雨が続き、総雨量はさらに多くなるでしょう。 これまで記録的な大雨となった地域では、引き続き、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。また、土砂災害や低い土地の浸水にも厳重な警戒が必要です。
大雨災害が迫っているときは、くれぐれも川や田んぼを見に行かないようにしてください。また、崩れやすい崖や斜面からは離れ、安全な場所でお過ごしください。夜間や車での避難は危険なので、明るい時間に歩いて避難するようにしましょう。 (気象予報士・石上沙織)