【動画】26日の天気 - 山形県は災害に厳重警戒 東北はさらに雨量増えるおそれ 関東~西は猛暑と天気急変に注意(26日7時更新)
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きょう(金)も、前線に近い東北では断続的に雨が降り、激しい雨の降る所がありそうです。山形県では24時間で降った雨が、7月の平年一か月分を超える記録的な大雨となっています。少しの雨でも土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。関東から西は晴れ間もありますが、午後は天気の急変にお気をつけください。きょうも厳しい暑さが続き、35℃以上の所が続出となりそうです。
東北ではきのう(金)から断続的に非常に激しい雨が降り、山形県では一日降った雨が300ミリを超えている所もあり、新庄市では389.0ミリなど400ミリ近い雨が一気に降った所もあります。これまでに経験したことのないような記録的な大雨となっています。山形県に発表されていた大雨特別警報は、午前6時前に大雨警報に切り替わりましたが、山形県や秋田県では氾濫が発生した河川もあり、これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっています。
きょう(金)も、梅雨前線に近い東北は雨雲の通り道となりそうです。日中はいったん雨の弱まる所もありますが、日本海側を中心に雨が降りやすく、局地的には雨脚が強まりそうです。夕方以降は再び雨の範囲が広がって、激しく降る所があるでしょう。 あす(土)の午前6時にかけて東北の多い所で120ミリの雨が降る予想です。雨が弱まってから川の増水や氾濫が起こることもあり、また、少しの雨でも新たに災害が発生するおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。山や崖の斜面、川からは離れた安全な場所でお過ごしください。東北は火曜日ごろにかけても活発な雨雲がかかりやすく、繰り返し雨が強まりそうです。梅雨末期の大雨に警戒が必要です。
東日本や西日本は晴れ間もありますが、気温の上がる午後を中心に雷雲が発達しやすくなり、あちこちで急な強い雨や雷雨がありそうです。局地的には短い時間でザッと激しい雨が降るでしょう。天気の急変や、落雷、突風、道路の冠水や急な川の増水に注意が必要です。
各地で厳しい暑さが続き、西日本や東日本は広い範囲で35℃以上の猛暑日になるでしょう。福岡や佐賀、前橋や熊谷などでは37℃まで上がる見込みです。湿度も高く、体にこたえる暑さが続きます。熱中症に十分な注意が必要です。台風3号は中国大陸へ進み沖縄からは離れていきますが、沖縄には湿った空気が流れ込むため、昼ごろにかけて激しい雨の降る所があるでしょう。また、引き続き高波に警戒が必要です。(気象予報士・及川藍)