百田尚樹「良識や常識が音を立てて崩れてる」新著で狂った世の中を一刀両断 炎上騒動についても語る[新書ベストセラー]
12月24日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『狂った世界』が獲得した。 第2位は『人生の壁』。第3位は『世界のニュースを日本人は何も知らない6 – 超混沌時代の最前線と裏側 -』となった。 【写真】今年2月には腎臓がんの手術を経験も…68歳になった「百田尚樹」さんの精悍な体つき 1位に初登場の『狂った世界』は百田尚樹さんの新著。同書は世の中が狂ってきているのではないか、と感じられる出来事をとりあげ百田さんが一刀両断。一律化した多様性のおかしさに物申し、匿名で綺麗事を言う人々を嘆き、不毛な教育や罪と罰の不釣り合いに怒りを表す。百田さんはまえがきで《長い間、わたしたちが培ってきた良識や常識が音を立てて崩れていっている気がします》と日本の現状に警鐘を鳴らしている。あとがきでは11月に起こった炎上騒動についても触れている。
1位『狂った世界』百田尚樹[著](新潮社) あらゆる多様性を尊重し、犯罪者の人権も守ろう、何事も男女は平等に、子供は大切に育て、隣国とはつねに仲良く――そんな標語のような綺麗事を追求して、世の中は本当に良くなるのだろうか。むしろ、気づけばおかしな方向に進んでいやしないか。理想と現実の間に生まれる歪みを直視し、頭でっかちな正論を市井の常識から一刀両断する、ベストセラー作家による憂国の書。(新潮社ウェブサイトより)
2位『人生の壁』養老孟司[著](新潮社) 生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。どう上手にかわすか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「人の気持ちは論理だけでは変わらない」「居心地の良い場所を見つけることが大切」「生きる意味を過剰に考えすぎてはいけない」――自身の幼年期から今日までを振り返りつつ、誰にとっても厄介な「人生の壁」を越える知恵を正面から語る。(新潮社ウェブサイトより)
3位『世界のニュースを日本人は何も知らない6 – 超混沌時代の最前線と裏側 –』谷本真由美[著](ワニブックス) 元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く50万部突破の大人気シリーズ 第6弾――「世界はそんなことになってたのか!」日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載(中略)世界を見る目が“ガラッ”と変わる! 衝撃の体験をあなたに。(ワニブックスウェブサイトより抜粋) 4位『日ソ戦争 帝国日本最後の戦い』麻田雅文[著](中央公論新社) 5位『歴史で読み解く! 世界情勢のきほん 中東編』池上彰[著](ポプラ社) 6位『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方』荒木飛呂彦[著](集英社) 7位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社) 8位『地方消滅2 加速する少子化と新たな人口ビジョン』人口戦略会議[編著](中央公論新社) 9位『加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか』仁藤敦史[著](中央公論新社) 10位『底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?』山崎雅弘[著](朝日新聞出版) 〈新書ランキング 12月24日トーハン調べ〉 協力:新潮社 Book Bang編集部 Book Bang編集部 新潮社
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