「旧車會女子」のツーリングに密着。“族車”が世代を超えたコミュニケーションツールに
こんにちは。伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』3代目編集長をやっていた倉科典仁と申します。ティーンズロードは1989年に創刊され、90年代には社会現象に。現在は廃刊となっておりますが、そんな本誌に10年以上携わっていました。 昨年この連載で「若い年齢層の旧車女子たちが増加中」というお話をさせていただきました。今回は、それを裏付けるように旧車女子たちが集まりツーリングを行うとの情報を聞きつけ、私がプロデュースするYouTubeチャンネル「ナックルズTV」スタッフを連れて現場に向かったときの様子を紹介したいと思います。 ⇒【写真】下は17~18歳、上は30~40歳くらいまで、幅広い年齢層の「旧車會女子」
全員が「旧車會女子」の迫力に驚愕!
そこには30台以上のカラフルにドレスアップされた旧車がずらりと並べられ、旧車を愛する「旧車會女子」たちが、まるで女子会さながらに盛り上がっていました。 さすがに女性が30人以上集まっているところに入っていくのは、30年前のティーンズロード以来なので、正直すこし気圧されながらも話を聞きたい一心でその中に入っていきました。 ぐるりと彼女たちを観察してみると、下は17~18歳、上は30~40歳ぐらいでしょうか。幅広い年齢層の女性たちで、わたしたちが「ちょっとお話を聞きたいのですが」と切り出すと、「恥ずかしい」と言いながらも優しく対応してくれました。 今回は某旧車會の女性が旧車會女子同好會仲間に声をかけ「男子禁制のガールズツーリング(通称“女子ツー”)をやりましょう!」と声をかけたところ、関東近辺の旧車女子が続々と参加表明をしてきたとのことなのです。 実際は10年以上前にも“女子ツー”はあったらしいのですが、その時には若干名の男子が参加していたり、車や原チャリなども一緒に走っていたらしく、今回の女子ツーに関しては「単車に乗る旧車女子限定」という条件に絞り込んで行うことになったそうです。 そして、250~400ccの旧車が30台以上並び、文字通りに全員が女性オーナーの“女子ツー”が実現したのです。