大学の「教授」と「准教授」では、年収にどれくらいの差がある? 年収や仕事内容の違いを解説
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 きまって支給する現金給与額とは、基本給に通勤手当や職務手当、超過労働給与額などが含まれた額で、社会保険料や所得税などを差し引く前の額です。教授と准教授の年収は1074万7100円-862万1400円で212万5700円もの差があります。 なお、所属する学校の規模により変動する可能性があるため、参考程度にしてください。
大学教授になる方法
仕事内容にほとんど差のない教授と准教授ですが、年収を比較すると200万円以上の差があることが分かりました。大学の教員を目指す人なら、最終的には教授を目指したいところです。 准教授が教授になる基準は大学によって異なります。「大学設置基準第十三条」では、「大学における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有すると認められる者」といったことに加え、博士の学位があること、教授や准教授などの経歴があること、専攻分野で特に優れた知識や経験があることなどのいずれかに該当することと定義しています。 なお、具体的には修士号や博士号を取得し、大学の教員となって、助教や講師、准教授と段階を踏んで目指す方法が一般的なようです。
大学教授と准教授の仕事内容はほぼ同じでも平均年収は200万円以上違うことも
大学教授と准教授の定義は、極端な違いはなくどちらも専攻分野で優れた知識や実績のあることとされています。 年収に関してはどちらも高収入であることは変わりませんが、厚生労働省によれば、その差は200万円以上にもなるようです。大学の教員を目指す人なら、最終的には教授を目指したいところです。 出典 e-Gov法令検索 昭和二十二年法律第二十六号 学校教育法 第九十二条 e-Gov法令検索 昭和三十一年文部省令第二十八号 大学設置基準 第十三条 e-Stat政府統計の総合窓口 令和5年賃金構造基本統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部