昌平MF長璃喜が2G1Aの活躍でチームを初Vに導く
8月3日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)決勝がJヴィレッジスタジアムに2,261人の観衆を集め行われた。夏の高校日本一をかけた一戦は神村学園(鹿児島)と対戦した昌平(埼玉)が3-2の逆転勝ちを収め初優勝を果たした。 【フォトギャラリー】神村学園 vs 昌平 怪我の影響などもあり影を潜めていた昌平MF長璃喜(2年)だったが、全3ゴールに絡む2ゴール1アシストと、これまでの鬱憤を晴らすかのようなプレーをファイナルの舞台で披露してみせた。 勝利の立役者は「豪太(山口豪太)がクロスを上げるって分かったので、前に突っ込んだら、いい感じのところに出してくれた。触ったら入った感じです」とまずは1点目を振り返り、チームに再び流れを引き寄せた2点目については「シュートを打てるようなドリブルをしました」と、その言葉通りスピードに乗ってドリブルで運んでいき右足一閃。豪快なシュートはゴールに吸い込まれていった。そして最後はアシストでFW鄭志錫の決勝弾をお膳立て。一度は遠のいた賜杯をたぐり寄せ、チームを初優勝に導いた。 大会終了後に大会優秀選手に選ばれた2年生MFは「もっと存在感を試合を通して出すように玉田さん(玉田圭司監督)にも言われました。存在感を出したい」と、さらなる成長を誓った。 (文・写真=田原豊)