残暑の中で味わいたい!2000円以下のおすすめ白ワイン6選
カンティーナ・トゥデルヌム グレケット・ディ・トディ、その後
直射日光が当たらない玄関に置き、後日交換してもらうために店に持って行ったところ、栓を開けたらシュワーっと泡立つ感覚が。グラスに注いだら普通に果実味があっておいしくて驚く。 本来飛んでいるはずのネガティブな香りが揮発しないで籠ってしまった(=「還元」酸欠状態のこと)のではとのこと。瓶に詰めるときに低温の状態だとこんなことが起こることもあるそう。人工コルクやスクリューキャップでブショネは発生しにくくなっており、還元香か? と思う時には、しっかりもう一度栓をして押さえながら思い切り振るのがおすすめとのこと。もちろん、グラスに注いだものは回しながら飲むのも効果あり。要は、溶け込んでしまった臭いを出す作業が必要なのだ。 戻って冷蔵庫に入れて翌日。冷やしすぎるとムカゴのような青臭い感じが出るが、グラスを回すとかなり落ち着く。このワインは際立って自然な造りをしているそうなので、まだ残っている還元香なのか? 温度を上げると果実味が広がってきて、そちらの方が勝ると青臭さを感じにくくなる。厚みもあり、骨格がしっかりした印象で、温度が上がってダレる感じはしない。鶏はもちろん、豚までいけそう。
text: Chieko Asazuma