元世界陸上"美しき代表"絹川愛がコスプレイヤーになっていた「長距離は自分との対話、変身願望が」
コスプレは国境を超える
――逆に知らないでいれてくれたのがよかったと。コスプレ文化にはどんな魅力が? 絹川さん 私もそうなんですけど、違う自分になることによってメンタルが救われている人は多いんじゃないんですかね。それこそ推しになりたいっていう人もいるだろうし、好きなアイドルユニットでタコパをするとか。普段オフィスで頑張って仕事をしている自分とは違う自分になりたくてやっているっていう人が多いと思うんですよね。 ――趣味の一環で、リフレッシュになるんですね。 絹川さん がっつりコスプレイヤーさんだけじゃなくて、年々ハロウィンって盛り上がっているじゃないですか。普段コスプレをしない人たちも、年に1回だけコスプレをして街に出ちゃおうかなっていうのは、多分みんな変身願望があるんだと思うんですよ。だから日本全国で本当に好きな衣装を着るとか、面白い格好するっていうのが流行ってくれたらいいし、それで元気が出る人が増えてくれたらいいなって思っています。 ――コスプレの面白さってどんなとこにあると思いますか? 絹川さん 国境越えられることも魅力の一つですよね。外国の方ともコスプレ会場で会うことがあるんですけど、言葉は通じないんですけど、キャラクターの衣装を着ているだけで、好きなんだなってわかるじゃないですか。キャラクター名を言えば、技名を言うとか、それだけでもう会話なんですよね。友達です!同じ趣味の! ――パッションですね。今後は陸上と絡めて、コスプレイヤーとしての活動を? 絹川さん スポーツとコスプレを掛け合わせたなにかをしたいですね。コスプレマラソンなのか、運動が苦手な人への指導をコスプレを交えて楽しくやることなのかわからないですけど。YouTubeでもいろいろ発進してみたいなとも思っています。 ――最後に蓮弥さんにとってコスプレとは? 絹川さん 自分もhappyになるし、みんなにもhappyを与えられるものです!自分を救ってくれたのもコスプレなので、これからもコスプレでhappyを与えていきたいですね。 【前編】元世界陸上代表・絹川愛がコスプレイヤーになるまで「アニメが支えた現役時代と母がくれた言葉」は下の関連記事からご覧ください。
ひがけん