若い世代の視点を取り入れ地域の活性化を目指そうと高校生による発表会が鳥取県倉吉市で開かれました。12月14日に倉吉市で行われた「中部ハイスクールフォーラム2024」。鳥取県中部地区にある高校10校が参加しプレゼンや展示を行いました。目指すのは地域課題の解決や、地域と連携した事業の実現です。 北栄町長　手嶋俊樹 町長 「特に鳥取県中部では高校に入学される方、少なくなってまいりました。なんとか高校の持続化ということでいろんな自治体が高校と一緒になって取り組みを進めているところ」 プレゼンテーションでは遊ぶ場所や進学先が少ないなど、若者流出の理由を高校生自身が分析していました。調査では衝撃的な結果も―。 倉吉東高等学校 生徒 「鳥取県を出たくないと回答した人は150人中たったの12人でした」 地域の課題に向き合い解決策を探ります。また、高校生が地域で何ができるかを考え製作した木工製品を紹介するなど高校での活動成果を発表していました。会場では、製作したグッズや、規格外の素材を使ったスイーツなど高校生が工夫を凝らし企画した商品も販売されていました。 参加した高校生 「リンゴがゴロゴロ入っててとてもおいしいものです。落ちたりしたものを再利用したものです」 倉吉市教育委員会 社会教育課　井谷 真由美 課長補佐 「まずは地域の人と一緒に活動することが楽しいと思ってもらいたいなということと、地域の方には高校生の活動を応援してもらいたいなと」 高校生が地域おこし活動に参加したりCMを制作したりするなど幅広い活動へとつながってきたこのイベント。 今後も高校生ならではの新しい視点を取り入れながら地域活性化に取り組んでいきたいということです。