昨年のW杯以来の復帰フィフィタ、超速ラグビーできない時「フィジカルの強みを生かして立て直したい」 24日イングランド戦
ラグビーのリポビタンDツアーで欧州遠征中の日本代表は19日、最終戦のイングランド戦(24日・ロンドン)に向け練習を再開。同日夜(日本時間20日未明)、CTBシオサイア・フィフィタ(トヨタ)と副将でフッカーの原田衛(BL東京)がオンラインで取材に応じた。
日本代表は16日にフランス・シャンベリーで行われたウルグアイ戦に36―20で今遠征初勝利をあげ、17日にスイスのジュネーブ経由でロンドンへ移動。「すごく寒くて雨も多い」(原田)と、まずは気候の違いに格闘中。 昨年のW杯以来の復帰を果たしたフィフィタは現在の日本代表について「どの試合でもミスが多い。急がなくて良いときに急いでヘンなパスをしたり。もっとコミュニケーションをとらないと」と指摘。「試合では、超速ラグビーが思うようにできないときもある。そういうときは自分のフィジカルの強みを生かして立て直したい。相手のタックルを受けても何度でも立ち向かう気持ちで臨みます」と体をはり続ける覚悟を明かした。 原田も「ディフェンスで抜かれている場面はコミュニケーションがおろそかになっているケースが多い」と、こちらも連携不足を認識。それでも「FWの連携は良くなっていると思う。イングランドの強みのディフェンスとセットプレーをどう攻略するかを考えて準備しています。目指すのは勝利」とシーズン最終戦での強敵撃破を見据えた。
中日スポーツ