厚生年金「月30万円」の高額受給者は日本にどのくらい?老後資産作りの3つの方法も解説
多くの方々が知らない「ご両親のお金事情」。家族であるが故に、お金事情は聞きにくいことの一つですよね。 ◆【年金一覧表】国民年金と厚生年金の平均受給額は?リアルな実態をチェック(出所:厚労省など) しかし、金銭面を心配し大切な家族の「年金受給額」や「貯蓄額」などを把握しておきたいと思う方は一定数いるのではないでしょうか。 その他にも、「相続税対策のために把握をしたい」という方もいるでしょう。 そこで本記事では「年金」にフォーカスを当てて、年金の簡単な仕組みや平均受給額について詳しく解説をしていきます。 併せて、高額受給者の割合や年金受給者が支払う必要のある「税金・保険料」についても見ていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「厚生年金・国民年金」の平均受給額はどのくらい?
厚生労働省のデータをもとに、厚生年金と国民年金の平均受給額を見てみましょう。 ●国民年金の平均受給額一覧表 ・男女全体平均月額:5万6316円 ・男性平均月額:5万8798円 ・女性平均月額:5万4426円 ●厚生年金の平均受給額一覧表 ・男女全体平均月額:14万3973円 ・男性平均月額:16万3875円 ・女性平均月額:10万4878円 国民年金の平均は月額約5万円、厚生年金は月額約14万円です。 ただ、実際には年金が月額30万円以上の「高額受給者」もいるんです。 厚生年金のほとんどの人は10万円台の受給額である一方で、30万円以上もらっている人は全体の中でどのくらいの割合なのでしょうか
年金月額30万円以上「高額受給者」の割合ってどれくらい?
年金の受給額に関して、月額30万円以上もらっている人の割合について見てみましょう。 国民年金の満額が月6万8000円なので、ここでは厚生年金の話に絞ります。 厚生年金を月30万円以上受給している人は、全体の約0.08%、つまり1万2490人です。 男性が1万2164人で約0.11%、女性が326人でわずか0.001%。 こうして見ると、年金の高額受給者はかなり少数派だということが分かりますね。