F1オーストラリアGPの波紋:ホーナーのお気に入り“アロンソ”側と交渉か、フェルスタッペンの未来をめぐるシューマッハの新発言
F1オーストラリアGPではクリスチャン・ホーナーのスキャンダルやレッドブルの権力闘争をめぐる陰謀や憶測で週末が大いに盛り上がったが、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とレッドブルにまつわる「まったく新しい噂」がF1関係者の間で流れ始めていると主張している。 ■ホーナーは激怒か メルボルンではホーナーの件は公に静まり返ったが、シューマッハは「チームがまだかなり分裂していること、マックスの父親との間に緊張関係があること、マックスが別の選択肢について考えていること」は明らかだと言う。 そして、シューマッハはホーナーが本当にフェルスタッペンの代役を真剣に考えていると考えている。 レッドブルでの2028年までの長期契約が、密かに挿入された「マルコ条項」によって破棄される可能性があることを知り、ホーナー代表は激怒していると噂されている。 ■まったく新しい噂 先週末のオーストラリアGPの直前、ホーナーがフェルナンド・アロンソのマネジャーであるフラビオ・ブリアトーレと話し合いの席を持ったと別のメディアが報じる中、シューマッハは「今、まったく新しい噂が流れている」と語った。 「クリスチャン・ホーナーはいつもフェルナンドの大ファンなんだ」 「マックス・フェルスタッペンがチームを去った場合に備えて、もう一人の偉大なドライバーを確保するために、来年フェルナンドをコックピットに迎え入れようという大きな意図が背景にあるようだ」 ■フェルスタッペンなしではレッドブルは勝てない 『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、メルボルンの後にこう主張している。 「マックスに問題がある時、レッドブルは勝てない。フェルスタッペンがチームにとっていかに重要な存在であるかを示している」 「アルバート・パークでの彼のポール・ラップは驚異的としか言いようがなかった」 ■アロンソはレッドブルに理想的 シューマッハはアロンソが理想的な後継者になると考えている。 「今週末もアロンソの活躍を見た」 「彼は速かったし、ジョージ・ラッセルのオーバーテイクを防いだ。彼は自分が何を望んでいるのかわかっていると思うし、うまくフィットするだろう」 「最近は経験豊富な人材が必要だ。最初から勝てる選手でなければならない。特にレッドブルでは、これはとてもとても重要なことで、フェルナンド・アロンソはマックスの代わりとして良い存在になると思う」 「もし彼がキャリアの最後にレッドブルに乗ることができるなら、再び勝てるクルマに乗れるなら、もちろんそれは彼が絶対に望んでいることだよ」 ■フェルスタッペンはドイツ語が話せるからね シューマッハは、もしアロンソとレッドブルの移籍の噂が本当なら、フェルスタッペンがメルセデスに移籍する可能性もあると考えている。 「マックスはドイツ語を話すし、彼の性格もメルセデスに合うだろうね」と彼は微笑んだ。 「もちろん、まだそこまでは進んでいないと思う」 「しかし理論的には彼の契約は多かれ少なかれヘルムート・マルコとつながっているから、契約から抜け出すことができるだろう」。