帝京は惜しくも甲子園出場逃す 勝敗分けたプレーに指揮官「西崎は責められない」
<第106回全国高等学校野球選手権東京大会:関東一8-5帝京>29日◇決勝◇明治神宮球場 【トーナメント表】東東京大会 結果一覧 13年ぶり甲子園出場に王手をかけていた帝京は関東一に5対8で敗れ、惜しくも聖地への切符を逃した。 試合は4回を終えて4対4の同点だったが、5回に西崎 桔平内野手(3年)が打球をはじくミスでピンチを招くと、その後もチームに4つのエラーが出てしまい失点を重ねた。 帝京の指揮を執る金田 優哉監督は5回の守備について勝敗を分けたプレーとしながら、「ミスで失った点は中々返ってこない」と悔やんだ。それでも1年間チームを牽引した主将に「西崎のチームなので彼を責めることはできないです」と話していた。試合後に大粒の涙を流した西崎も、「金田監督を甲子園に連れていくことが出来なくて申し訳ない気持ちです」と言葉を振り絞った。将来は大学への進学を明かし、「この悔しさは一生消えないと思うので、うまく生かして次のステージで頑張りたいです」と語っていた。 春季連覇を果たし、甲子園出場に大きな期待がかけられていたが決勝で涙を飲んだ。指揮官も仕切りに「勝ちたかった」と口にして、「この子たちを甲子園の舞台でプレーさせたかったです」と厳しい表情。あと一歩のところでの敗退に「やってきたことは間違いじゃなかったけど、勝ち切れなかったことは事実なので見直す必要はあると思います」と振り返っていた。