一見すると普通のキッチンシンクの写真ですが、よく見てみると……？？？なんだかおかしいのがわかりますか？！（画像提供：ボロ戸建てファイターさん）

「・・・。逆やん」 このコメントと共に、eclair＠ボロ戸建てファイターさん（@coward_eclair）がX（旧Twitter）に投稿したのは、一見するとなんてことない、ある一室のキッチンシンクの写真。 【写真】リフォーム前は、こんなにボロボロだったそうです でも、よく見ると…… 「一瞬何かわからなかった…」 「これは笑っちゃう」 「爆笑しましたww　いや、笑っちゃいけないんだったwww」 理由が分かれば、大爆笑。 なんと、設置されているシンクの水を受ける部分が、蛇口と逆ではありませんか！水を受ける部分はキッチンシンクの「左半分」の構造となっているのにも関わらず、壁に設置された水道の蛇口位置はキッチンシンクの「右半分」側。これでは水を使用する度に、床がビショビショになってしまいます。 「洗えない。。w」 「住めないw」 「なんでやねん」 「ドンマイ〈じゃないな〉」 「この後気になる～～～」 思わず突っ込んでしまうコメントから、 「魚捌きやすそうで普通にいいなこれ。メインキッチンは嫌やけど」 というポジティブな意見。さらには…… 「昔の様に蛇口からホース延ばそう。そして右側にはカセットコンロかIHで」 「配管が露出しても良いなら蛇口をシンク側に持ってくる事は可能。見た目は悪くなるけど、買い換えるよりは安上がりではある」 「もしかして、洗濯機置き場では？」 「この状況をどう生かすか」という提案から、「実はここはキッチンではないのでは」という疑問まで登場し、リポスト欄は大いに盛り上がりました。 投稿主のeclairさんは、築古物件再生家として活動されていて、この物件の大家でもあるとのこと。千葉、茨城を中心に戸建て17軒、アパート1棟6戸、その他倉庫や山林なども貸し出されているそう。 今回の投稿に至った経緯をeclairさんにお伺いしました。

シュールと話題の物件、こうなった訳は？！

「この話題となった物件のお隣、102号室をリフォームしようとこのキッチンシンクを買ったんですが、ノーリフォームで貸すことができて。それなら103号室のリフォームで再利用しようとしたら……逆向きだったんです」 ーー同じアパートなら設計位置などは同じではないんですね 「マンションやアパートは、水まわりをまとめるという意味で、壁を挟んで対になっている構造の場合が多いんです。そういう物件はキッチンのシンクを設置すべき位置が逆になることがあって」 ーーリポスト欄には、ツッコミから「こうしたら改善される？！」の提案も集まりました 「たくさん書き込んでくださったものを拝見しました。多かったのは以下のコメントですが、どれも解決には至らなくて。 『90度回転させればいけませんか？→いけません。玄関が塞がります』 『洗濯機置き場じゃないんですか？→いいえ、キッチンです』 『お湯は出ないんですか？→出ません』 『蛇口延長すれば。。→排水が右端にあるので無理です』 『ガス管はどこ？→ありません』 みなさんが、楽しくあれこれ考えてくださったのも面白くて」 ーーガスなし、お湯は出ない（ということはお風呂もなしですよね？！）、洗濯機置き場なし……ストロングスタイルな物件ですね。ちなみに、どういった金額で貸し出すご予定ですか？ 「この『3』ない物件は、8畳＋収納1畳の9畳で、賃料は2万円になります！」 ーーーおお～！！さすがの価格ですね 「誰が悪いのかとコメント欄で盛り上がっていましたが、発注も施工も全て大家である僕が行ったんで、全て自分の責任です（笑）。大人しく新しいのを買います」と、eclairさんはそこまでダメージがない模様。……というのもこちらのシンクは2階の部屋か、別の物件での使用を予定しているとのことでした。 皆さんは一瞬で間違いに気づきましたか？ この他にも、「なんで！？」と驚く部屋画像から、リフォームの話、さらには「5万円で家を買う方法」などを発信するeclairさんの投稿、注目してみてください。 （まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子）