寒暖差大きく 今週は再び気温高くなる傾向に 秋晴れは長続きしない
きょう(月)午後は、全国的に晴れる地域が多い見込み。けさは広い範囲でこの秋一番の冷え込みとなったが、午後は北陸や東海、西日本で気温が平年より高めとなりそうだ。なお、あす(火)以降は、関東から北の各地もこの時季としては気温が高く、東京は25℃を超える日がある見通し。先週末から気温変化が大きくなっているため、服装や体調管理に注意が必要となる。
落ち着かない気温
けさは北海道や東北北部で初霜や初氷を観測するなど、内陸を中心に冷え込みが強まった。東京都心でも明け方に11.5℃まで下がり、2日前に30℃を超えたことが信じがたいほど空気の質が変化している。ただ、北陸や東海、西日本は昼過ぎにかけて10月上旬並みまで気温が上がり、西日本は25℃以上の夏日となる所が多そうだ。
あす(火)は暖かい空気が北の地域にも広がり、関東から北でも日中は20℃を超える所が多い見込み。九州は27℃前後まで上がり、北陸も25℃以上の地点が多くなりそうだ。23日(水)以降は全国的に気温が高く、東京など関東も週末にかけて25℃を超える日がある見通し。季節が再び逆戻りしたような感覚を味わうことになりそうだ。
天気も変わりやすく
きょう(月)は高気圧の中心が東へ移動し、湿った空気が流れ込む九州の南東側で激しい雷雨の所がある見込み。宮崎県を中心にあす(火)にかけて、大雨による土砂災害に警戒が必要だ。そのほかの西日本も、あす(火)は次第に雨の範囲が広がり、夕方以降は雷雨の所がある見通し。
23日(水)は全国的に雨で、北日本は南風が強まり荒れた天気となる見込み。週の後半は、日本の南で新たに発生する台風の影響で、南西諸島や西日本の太平洋側に湿った空気が流れ込みやすくなる見通し。関東など東日本も秋晴れの日は少なく、洗濯物を外干しするタイミングが難しくなりそうだ。 (気象予報士・高橋和也)