【激しい寒暖差】21日(月)の朝は東京12℃予想 今季一番の寒さに この先は夏日が復活
ここ数日は気温が乱高下し、毎日何を着れば良いか分からない、という方も多いだろう。この先も寒かったり暑かったり、寒暖差の大きい日々が続く。
強い寒気 北海道で初雪ラッシュ
上空にこの秋最初の強い寒気が流れ込んでいて、北の地域からは冬の便りが続々と届いている。19日(土)の夜、北海道の網走で初雪が観測されたのを皮切りに、20日(日)にかけて旭川・稚内・帯広・札幌でも初雪に。稚内と旭川では平年並みだが、その他は平年より早い初雪となった。また、北日本の山々は雪化粧し、福島県の吾妻山でも初冠雪を観測。北日本は早くも冬の入り口が見えてきた。
20日(日)は全国的に気温があまり上がらず、秋を感じる一日となった。午後5時までに観測された最高気温は、札幌10.7℃、仙台16.1℃、長野14.8℃、松江19.5℃など、日中も上着が必須の肌寒さに。東京は19日(土)に30.1℃と、観測史上最も遅い真夏日を記録したばかりだが、20日(日)の日中の最高気温は20.2℃で、前日より約10℃も下がった。強い北風が吹き、数字以上に肌寒く感じられたことだろう。
21日(月)の朝 この秋一番の寒さに
21日(月)の朝は全国的に冷え込みが強まる。北日本の最低気温は5℃を下回る所も多く、北海道の内陸は広範囲で氷点下に。峠道では積雪した所もあるため、路面の凍結に注意が必要だ。西～東日本もグッと下がり、東京の最低気温は12℃と今季一番の寒さに。お休みの際は、厚手の布団や長袖のパジャマをおすすめする。
関東～北日本では、最高気温が15℃から20℃くらいの所が多く、日中も涼しくなる。晴れ間が出て爽やかな陽気になりそうだ。東京は20℃で前日とほとんど変わらないが、強い北風は落ち着く予想。 一方、西日本や東海は25℃を超える所も多く、各地で夏日が復活する。西日本は次第に雲が広がりやすく、九州南部では本降りの雨となるため湿気が多くムシムシしそうだ。
この先 関東も夏日が続く
寒気の流れ込みは一時的なため、この先はまた気温の高い日が多くなる。西日本や東海は21日(月)から、関東は23日(水)から、最高気温が25℃を超える夏日が続く。23日(水)は本州付近を通過する低気圧や前線に向かって、南から暖かい空気が流れ込むため、東北でも25℃に届く所がある予想。この先も寒暖差が大きいため、体調管理に気をつけたい。 （気象予報士・小林雅美）
