国連総長、北朝鮮のロシア派兵「非常に懸念」
【AFP=時事】国連(UN)のステファン・ドゥジャリク(Stephane Dujarric)事務総長報道官は3日、北朝鮮兵がロシアに派遣されているとされることについて、特にウクライナの紛争地帯に部隊が配備される可能性に関してアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長が「非常に懸念」していると述べた。 【写真】ロシア西部のクルスク市街 米国の情報機関によると、北朝鮮部隊はすでに、ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク(Kursk)州に到着している。米国と韓国は北朝鮮に対し、部隊の撤収を求めている。 アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は10月31日、北朝鮮部隊は今後数日以内にウクライナ軍との戦闘に入る準備が整っていると述べた。 グテレス氏は3日、北朝鮮による派兵はウクライナ紛争に「非常に危険なエスカレーション」を引き起こすと警告。「紛争の国際化を避けるためにあらゆる手段が講じられなければならない」とし、紛争終結へ向けた「意味のある努力」を改めて呼び掛けた。【翻訳編集】 AFPBB News