「現金なくても神様と…」元商社マン宮司が『キャッシュレスさい銭』導入「さい銭した気にならん」参拝者も
■本殿、恵比須さま、なで牛…いたるところにPayPay賽銭
そんな思いもあって導入した「キャッシュレスさい銭」は、本殿の横にたたずむ、商売の神様である恵比寿さまにも設置。さらに…。 【熊野若王子神社 宮司 伊藤公一さん】「なで牛さん。頭が良くなりますようにとか、腰が痛いのが治りますように(となでる)」 秦アナウンサーは「職業的に、しゃべりがうまくなりますように」と、なで牛の口を念入りになでました。
そして境内の外、山の急な斜面を上った森の中に2つのPayPay。 【秦令欧奈アナウンサー】「こちらにもPayPayのQRコードがありますね」 さらにおよそ10分、山道を登ると…。 【秦令央奈アナウンサー】「滝がある。あ、PayPayがこんな大自然の中に。一番ギャップのあるPayPayですね、これは」
この神社に設置された「キャッシュレスさい銭」は全部で8つ。それにしても、なぜ、これだけの数が必要なのでしょうか? 【熊野若王子神社 宮司 伊藤公一さん】「“御霊(みたま)”というんですけど、神様がそれぞれに宿っている。意味合いがそれぞれ違う」
■「おさい銭した気にならん」「あまりないので使わないと」参拝者はさまざまな反応
そんなキャッシュレスさい銭を、参拝者の皆さんはどう思っているのでしょうか? (Q.きょうのお参りは現金?) 【参拝者】「キャッシュ(現金)です。(キャッシュレスは)どうやろね、あんまりええようには思わんけどね。おさい銭した気にならんでしょ、チャランといわん」 【参拝者】「将来的にはアリなのかも。おさい銭入れるときのバラって音が景気がいい。ああいうのが必要かも」 【参拝者】「PayPay使わせてもらった。あんまりないので、これは使わないといけないかな」 【参拝者】「お財布からチャリーンって」 【参拝者】「それはそれでありなのかな」 【熊野若王子神社 宮司 伊藤公一さん】「三が日で言いますと、約1000人ぐらいが参拝で来られましたが、約50人ぐらいが利用」 ことし初の試みは、仮に1人5円だったとしても、250円以上になる計算になり、「キャッシュレスさい銭」。 今後も見逃し厳禁(現金)ですね。 (関西テレビ「newsランナー」2025年1月10日放送)
関西テレビ