「私は誰にも何も言っていない」バルセロナのフリック監督、退場に対して言及
フリック監督(59)がバルセロナの監督として初めて退場になったベティス戦後、「私は誰にも何も言っていない」と主審に抗議していないことを強く訴えた。 【写真】レバンドフスキに指示を出すフリック監督 バルセロナは7日にアウェーで行われたスペインリーグ第16節でベティスと対戦。レバンドフスキとフェラン・トーレスのゴールで2度リードを奪いながらも、後半アディショナルタイムに失点を許し、2-2で引き分けた。これによりリーグ戦直近5試合でわずか1勝しか挙げておらず、首位の座をキープしているものの、序盤の勢いが止まっている。この試合後、フリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。 フリック監督はまず、土壇場で追いつかれたベティス戦について、「我々は立ち上がりから非常に悪いプレーをしてしまった。後半フレッシュな選手が必要だったので交代を行ったんだ。さらに水曜日には欧州チャンピオンズリーグの大事な試合(ドルトムント戦)を控えている」と振り返った。 デ・ヨングのファウルにより1点目のPKの笛を吹かれた際、抗議によりバルセロナの監督就任後、初めて退場になったことについては「私は誰にも何も言っていない。ただ自分自身やあのシチュエーションに怒っただけだ。PKかどうかを判断するのにかなり時間がかかっていたが、あんなにも時間がかかるなら、判定が疑わしかった可能性がある。(退場したことに対して)誇りを感じていない。今まであんなことは一度もなかった。私は誰に対してでもなく、自分自身に腹が立ったんだ」と主審に文句を言ったわけではないことを伝えた。 またフリック監督は、デ・ヨングがPKを取られた一方、クバルシがPKをもらえなかったことについては「レフェリーについては話さない。何も言うつもりはない」と口を閉ざすことを強調した。(高橋智行通信員)