【ボート】住之江タイトル戦 松井繁が今年初Vを貫禄のオール大阪V26で飾る
「摂河泉競走」(18日、住之江) 優勝戦は、4号艇の上條暢嵩がFに散る波乱。3号艇の松井繁(54)=大阪・64期・A1=がまくり差しで通算では143回目、今年初Vを貫禄のオール大阪V26で飾った。2着は1号艇の山崎郡(大阪)、3着には6号艇の湯川浩司(大阪)が続いた。 熱帯夜の頂上決戦は、松井繁に勝利の女神が舞い降りた。優勝戦は3カドを選択。4コースの上條がFで散る極限のスリット勝負となったが「速いと思ったけど、行くところだったので」とSGV12を誇る猛者の手腕を存分に発揮。「白井英治(山口)をイメージした」と百戦錬磨のターンで艇間を貫くと、悠々と先頭で周回を重ね、昨年1月のプレミアムG1・BBCトーナメント(びわこ)以来の優勝を地元水面で勝ち取った。 オール大阪は19年5月のラピートカップ以来の優勝だが、今回で26回目と断然の実績。ウイニングランでは「温かい声援をありがとう」とファンに笑顔を振りまいた。 真夏の激戦を制し、次走はまるがめでSG・メモリアル(27日~9月1日)がスタンバイ。「このおっさん、やるな、というところを見せたい」と絶対的王者の底力を見せつける。