公務員で退職金「2000万円」もらった父。十分な金額だと思いますが、定年後も働く必要性はあるのでしょうか?
自身の定年後を考えるきっかけにもできる!
定年後も安定した生活ができるイメージがある公務員でも、日々の生計維持のために働く人が多い点から、自身も退職後に働く可能性を考えておくといいかもしれません。資格取得を目指したり、可能であればダブルワークで定年後も働き口の候補があったりすると安心です。 経済的な理由だけでなく、定年後の生きがいや健康維持のために働き続ける人もいることが分かります。「人生100年時代」といわれる昨今、定年後も働く父親を見て、自身の定年後の働き方も考えるきっかけにできるでしょう。
退職金2000万円の公務員でも定年後に働く人は9割近い! 経済的な理由で働く人は85.7%
定年退職する国家公務員の退職金は平均2112万2000円で、民間企業の1183万~1896万円と比較すると多いほうであることが分かりました。 2000万円ほどの退職金を受け取れば、老後も安心して暮らせると考えるかもしれませんが、公務員の87.6%は定年後も収入を伴う仕事を続けているようです。そのうちの85.7%は「日々の生計維持のために必要」であることを理由に働いていて、定年後の老後生活は決して楽ではないと分かります。 退職金2000万円をもらっても働き続ける父親については、働く理由を尋ねて、経済的な援助が必要かどうかを確認するといいでしょう。父親が働く理由を確かめるとともに、自身も定年後の働き方を考えるきっかけにできるかもしれません。 出典 内閣官房内閣人事局 退職手当の支給状況 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況(17ページ) 人事院事務総局給与局生涯設計課 令和5年退職公務員生活状況調査報告書(6、9ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部