今年30歳になる友人は、結婚式に「500万円」かけたそうです。これってかなり高額ですよね? 一般的な費用はどのくらいなのでしょうか…?
みなさんの中には、結婚式の費用について、500万円という金額が一般的な相場と比べて高いのか、それとも安いのか気になる方もいるかもしれません。 そこで今回は、結婚式の平均費用や500万円の結婚式の規模予測などを紹介します。ぜひ参考にしてください。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
結婚式の平均費用
結婚式の平均費用として、3社が調査したデータをまとめたものが、表1です。 表1
※参考サイトを基に筆者作成 上記のデータから、平均的な結婚式の費用は350万円前後、招待客人数は50名前後という結果が得られました。
500万円の結婚式の規模予測
ウエディングパークによる結婚式の費用相場の集計結果では、90~99人の結婚式の平均費用は479万9000円、100人以上では平均513万6000円です。Hanayume(ハナユメ)では、111~120人の結婚式の費用相場は平均444万3000円、121~140人が559万1000円となっています。 結婚式にかかる費用は、料理や飲み物、引き出物などの数に左右される傾向があります。つまり、人数によって変動するため、500万円の結婚式は招待客が100人以上の規模のものであったと想定されるでしょう。ただし、人数に影響されない衣装やブーケ、着付け、挙式代、音響、司会者なども含まれていることに注意が必要です。 人数が多いと負担額も大きくなる傾向があるため、豪華な結婚式になるように思えるのではないでしょうか。しかし、「自己負担額」という観点から見ると、人数が多くなるほど自己負担額は減っていく可能性があります。 例えばウエディングパークのデータによると、90~99人の場合、479万9000円の式費用に対してご祝儀の平均額は282万円となり、自己負担額は197万9000円です。一方、100人以上の場合は、式費用が513万6000円に対してご祝儀は357万円で、自己負担額は156万6000円と負担額が軽減されます。
結婚費用の貯め方
結婚式のためには、食費を見直したり、衝動買いを控えたりなど、毎月コツコツと貯め続けることが重要です。また一人暮らしをしている場合には、同居することで、1人分あたりの家賃を圧縮できる可能性があります。浮いた分のお金を毎月貯蓄するとよいでしょう。二人で協力しあいながらお金を貯めていけるため、結婚後の家計管理も把握しやすくなると考えられます。
一般的な費用でも350万円前後
今回紹介した調査結果によると、平均的な結婚式は招待客が50人前後で、費用は350万円前後であることが分かりました。そのため、個人の価値観によっても異なる可能性はありますが、結婚式に500万円かけるのは高額だと感じる方もいるかもしれません。 しかし、100人以上の招待客であれば500万円かかることは珍しくないようです。自己負担額を考慮しながら、素敵な式を計画してみてください。 出典 ハナユメ結婚式準備ガイド 株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 株式会社ウエディングパーク 結婚式の費用ガイド 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部