「カーナビを見ていた」 路線バスと衝突し車が大破 シートベルト着用も女児2人死亡 母親を過失運転致死傷の疑いで書類送検 福岡
テレビ西日本
今年8月、福岡市早良区で軽乗用車と西鉄バスが衝突し幼い姉妹2人が死亡した事故で、警察は5日、車を運転していた母親を過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。 ◆記者リポート(事故直後) 「軽乗用車は、前方が完全につぶれるような形で、フロントガラスも大きく割れています」 今年8月、福岡市早良区東入部の国道で、軽乗用車と西鉄の路線バスが正面衝突しました。 この事故で、軽乗用車に乗っていた当時5歳と7歳の姉妹が死亡、母親(32)も左足に大ケガをしました。 ◆事故現場近くに住む人 「後ろの2人ともちゃんとシートベルトもしていたし、指示を仰ぎながら心臓マッサージしていたんですけど、意識が戻らなかった」 また、バスに乗っていた運転手と乗客の4人も軽いケガをしました。
事故の瞬間を捉えた防犯カメラの映像では、直進してきたバスに突っ込む車が映っています。 車は跳ね飛ばされ、歩道に乗り上げて停止しました。 衝突の瞬間、車が中央線をはみ出していたことが分かります。
◆記者リポート 「現場は交通量の多い幹線道路で、道は緩やかにカーブしています」 警察によりますと、現場にはブレーキ痕がなく、亡くなった姉妹は後部座席でシートベルトを着用していた一方、車内にチャイルドシートはなかったということです。 その後の捜査で、警察は、ドライブレコーダーの映像などから、母親の前方不注意が事故につながったとして、5日、母親を過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。 近くの自宅を出発した直後に発生した今回の事故。 警察の調べに対し母親は、「カーナビを見ていた」などと話し、容疑を認めているということです。
テレビ西日本
【関連記事】
- 「共犯になる、逮捕される」警察官や検察官を名乗る男が次々と…ニセ電話詐欺で計1000万円 80代男女が相次ぎ被害 福岡市南区
- 記者が“闇バイト”に応募してみたら… 「タタキ(強盗)でもいいっすよ」「それなりに痛い目に遭っちゃいます」 勧誘役が語る“犯行”の裏側 相次ぐ強盗事件の入り口に
- 「畑に行ったら無くなっていた」 八女市でキウイフルーツ約750キロ盗まれる 福岡県内で大規模窃盗相次ぐ 転売目的か
- 17歳男子高校生を逮捕 原付バイクで警察官に衝突しケガさせた疑い 「盗んだバイクに乗っているので…」 福岡市
- 自転車で“酒気帯び運転” 28歳の男を逮捕 事故処理で停車中の軽乗用車に突っ込む 中央署管内で厳罰化後初の逮捕 福岡市