「プロ選手はたくさんの夢や希望を与えられる存在だとあらためて感じた」千葉ジェッツ小川麻斗が社会貢献活動を始めた理由(後編)
苛烈さを増す競争「大切なのは粘り強く、細かくやっていくこと」
――新たなシーズンが間もなく始まります。渡邊雄太選手や田代直希選手、菅野ブルース選手ら多くの新戦力が加わり、頼もしさもある反面、危機感もあるのではないかと思います。 本当に層が厚いので、昨シーズン以上にうまくいかない時や、プレータイムを得るのが難しい時が来るかもしれません。プロの世界なので、個人としても覚悟はしています。大切なのはそこから粘り強く、ディフェンスなど細かいことをやってくことだと思っています。メンバー的にも自分が2番ポジションで出る機会は少なくなると思うし、新しいコーチから信頼をしっかり勝ち取って、勇樹さんと(西村)文男さんを越すくらいの気持ちを持って、ポイントガードとしてしっかりと成長できるようなシーズンにしていきたいです。そして多くの人から「ジェッツ、強いな」って言われるようなチームを作っていきたいです。 ――新本拠地となる『ららアリーナ東京ベイ』でプレーするのは楽しみですか? いやもう、あんなすごいアリーナでできるなんて!天皇杯やチャンピオンシップのファイナルのようなアリーナをホームコートにできるのは本当にうれしいですし、毎試合楽しみです。しっかりとレギュラーシーズン1位を取って、チャンピオンシップもホームゲームで戦いたいですね。 ――それでは最後に、千葉Jのブースターに意気込みを聞かせて下さい。 いつも本当に熱い応援をありがとうございます。昨シーズンはなかなか勝てない時期もありましたが、ブースターの皆さんの応援が本当に力になって、天皇杯とEASLの二冠を獲り、チャンピオンシップにも出場できたと思っています。チャンピオンシップは悔しい結果にはなりましたが、本当に成長できるシーズンを過ごせました。ららアリーナを毎試合満員にできるよう、そしてしっかりと優勝できるように頑張っていきますので、引き続き熱いご声援をよろしくお願いします。
バスケット・カウント編集部