Nothingの「Ear」&「Ear (a)」レビュー。デザイン・音、文句なしのマストバイ!【今日のライフハックツール】
手が届きやすい良コスパモデル『Nothing Ear (a)』
一方、公式サイトでの販売価格が1万4800円と、アクティブノイキャン搭載モデルのベーシックな価格帯に位置しているのが、『Nothing Ear (a)』。 イヤホン本体のデザイン自体は、上位モデルである『Nothing Ear』と同じになっていますが、ケースデザインは大きく異なっています。 錠剤の包装シートから着想を得たというケースは、ほかに類を見ない独特なフォルム。個性を強く主張しているデザインになっています。
上位モデルに引けを取らない音質
『Nothing Ear (a)』は、基本機能において、『Nothing Ear』より大きく劣っている部分はありません。 11mmセラミックドライバーが11mmダイナミックドライバーに変更されていたり、LHDC 5.0に非対応だったりといった細かい違いはありますが、集中して聞き分けようとしても判別は極めて難しいレベルです。 ただし、公式アプリ上のサウンドパーソナライズ機能は、使うことができません。ここが最も差がある部分と言っていいと思います。 前述したように、個人的にはサウンドパーソナライズ機能の存在が相当に大きかったため、それだけ両者の差が大きく感じられる結果になりました。 とはいえ、いつも愛用している重低音ワイヤレスイヤホンとの比較となれば、アクティブノイキャンが搭載されている分だけ、『Nothing Ear (a)』に軍配を上げるべきというところ。 重低音特化型になっている愛機ほどの音圧感はないものの、「Bassエンハンス」機能によってしっかりビートを刻んでくれますし、クリアな音質とアクティブノイキャンの組み合わせは、やはり捨てがたいのですよね。
真摯にモノづくりしているのが伝わってくるよう
『Nothing Ear』『Nothing Ear (a)』いずれも、きちんとつくり込まれているのは間違いないところ バッテリーは、『Nothing Ear』が最大40.5時間使用可能で、連続再生時間は8.5時間。『Nothing Ear (a)』は、最大42.5時間使用可能で、連続再生時間は9.5時間。 通話を快適にしてくれる「クリアボイステクノロジー」や、2つのデバイスと同時接続できる「デュアル接続」、快適なゲームプレイを実現している「低遅延モード」の搭載など、それぞれ同価格帯のライバルと比べて特に不足している機能もありません。 予算さえ許すなら、買って損はないアイテムだと思います。本当にオススメできますよ。 ──2024年5月23日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 今日のライフハックツールをもっと見る>> 商品貸出/Source: Nothing(1, 2) 文:田中宏和
ライフハッカー・ジャパン編集部