「巻き肩」解消!壁を使って“デコルテ伸ばし”【ついでに3分ストレッチ#10】
kufura
鍼灸師、整体師・古賀直樹さんと『kufura』がコラボして、毎日できるストレッチを紹介するシリーズ。今回は、巻き肩解消にピッタリな「デコルテ伸ばし」をご紹介。 【画像4枚】巻き肩を解消する「デコルテ伸ばし」のやり方を画像で見る。効果がなくなるNG例もチェックしよう! 長時間に渡るデスクワークやスマホの使用で、気づくと姿勢は悪くなり巻き肩に……。巻き肩は肩こりが原因と思いがちですが、デコルテ周りの筋肉のコリや疲労感が原因のときも。そんな時は壁を使って「デコルテ伸ばし」がオススメ! 巻き肩・肩こりを解消するだけでなくバストアップにも効果アリ! ぜひチャレンジしてみてください。
巻き肩がひどくなると猫背につながることも!
巻き肩とは、本来、体を横から見たときに耳と直線上にあるはずの肩の位置が、内側に入り込んでしまっている状態をいいます。肩が前に入り込むと、胸周りの筋肉も圧迫され姿勢が悪くなってしまうのです。さらに、肩だけでなく頭も前方に出てしまい、背中が丸まってしまうと「猫背」に。 一般的には、巻き肩がひどくなると猫背になるとも言われています。この「デコルテ伸ばし」で、巻き肩を解消すると、猫背対策もできて一石二鳥!
「デコルテ伸ばし」で巻き肩解消!
(1)横向きで壁から一歩離れて立ち、足は肩幅に開く。手は壁に 横向きで壁の角から一歩離れて立ち、足は肩幅に開きます。右手を上げ、わきとひじを直角にしたまま、ひじ~手のひらをぴったり壁に付けます。 (2)左足を一歩前に。体を左にひねったまま3秒キープ! 左足を前に一歩踏み出し、体を左にひねります。出したつま先は外に向けるようにしましょう。 肩から胸にかけての部分が伸びたらそのまま3秒キープし、体の位置を戻します。この動作を10回繰り返します。左側も同様に。 10回1セットで1日2セット行いましょう。分けてやってもOKです。 肩と胸がギューっと伸びると、肩周りが軽くなるのがわかります。ムリをせず気持ちよく伸ばしましょう。
これだと効果が半減!NG例
体をしっかりひねらずに「前に」体重をかけてしまうと効果がありません! 大切なのは、しっかり体をひねって、デコルテから肩の周辺を伸ばすことです。 実際にデスクワークの合間にやってみると、グーッと伸びるのがイタ気持ちいい! 肩周辺の血流が良くなると頭にも血が巡るようで、「デコルテ伸ばし」をやった後は、目が開き頭もスッキリします。 家の中の扉周りや壁の角、オフィスの柱などを使えば、気づいたときに手軽にできるストレッチ。巻き肩が解消されると首も伸び、顔周りがスッキリした印象になりますね。続けると、肩の位置が変わり姿勢も良くなります。 隙間時間に「デコルテ伸ばし」、コツコツ続けましょう! 取材・文/本間友子
古賀 直樹
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院25周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)。著書は中国でも出版されている。
古賀 直樹