マジか!? ついにJobyが日本を初飛行!! 将来的にはタクシーと同料金の衝撃
■100年前から続くトヨタの空への挑戦。次のステージはJobyの燃料電池モデルか
トヨタグループの創始者、豊田佐吉は1925年「飛行機に載せ、太平洋をひとっとび」できる蓄電池の発明を呼びかけ、当時のお金で100万円の懸賞金を出した。 佐吉の長男、トヨタ自動車の創業者豊田喜一郎は1936年芝浦研究所で航空機の研究を始め、まだ形もなかったヘリコプターの開発を目指し、1943年には2人乗りのヘリコプターの試作機が完成させている。 豊田喜一郎の長男、豊田章一郎は1986年に飛行機開発の研究グループを発足させ、1992年にはエアロ事業企画室を創設する。さらに翌年には世界初の電子制御エアロ・ピストン・エンジンの開発をアメリカのHS社と共同で進めた。 そして豊田章一郎の長男、モリゾウさん(豊田章男)は、空への夢を引き継ぐようにJobyと空のモビリティ開発を進めている。 今回はバッテリーということだが、燃料電池を動力にすることで、より大きな航続距離や推進力が得られるということで、近い将来JobyのFC版が登場することもありそうだ。かねてから航空機に燃料電池を搭載することが話題になっているが、トヨタの燃料電池の技術を使えば、難しいことではないのかもしれない。 大きく夢が広がるJobyだが、懸念されるのが法律とインフラの整備。監督官庁が複雑に入り組んでいる日本でJobyを普及させるにはハードルが小さくはない。もし、官庁のほうでも、今回のような挑戦に共感持ち、一緒になって未来を作っていくような形が出来上がれば、いろいろなところで挑戦が生まれるはずで、日本の未来は明るくなると思う。