『トーストの発想と組み立て』（誠文堂新光社）

　2025年1月15日（水）に、『トーストの発想と組み立て』（誠文堂新光社）が発売される。日本の食卓で朝の定番といえる「トースト」。では、おいしいトーストを作るにはどうすればいいのか？　この本には、その答えが掲載されている。 【写真】食味を決めるコク・甘み・塩みの組み合わせ方も 　食パンの種類や厚さの比較（食パン以外のパンも比較）から始まり、食味を決めるコク・甘み・塩味などの要素を分解しつつ、それぞれの種類や特徴、食べ方、組み合わせ方などを深堀していく。 　1つめの見どころは、朝の定番といえるシンプルなバタートーストやシュガートースト、ジャムトースト、チーズトーストなどのつくり方を、ていねいに解説しているところ。それぞれに適宜、アレンジの仕方やおいしくなるコツが紹介されている。 　料理系トーストでは、シンプル卵系トースト、ピザ・グラタントースト、生野菜・温野菜などに分類。またスイーツ系トーストでは、フルーツ＆クリームチーズ系、卵＆タルトト系、和スイーツ、キャラメル系、ナッツ系などのアレンジレシピが盛りだくさん紹介されている。 　さらに、トーストサンドイッチのページでは、トーストして具をはさむのか、はさんでからトーストするのか、トーストしたパンに具を入れるのか……などの工程の違いによるレシピアレンジを掲載。 　世界のトーストでは、イギリスの「ビーンズ・オン・トースト」、フランスの「フレンチ・トースト」、スペインの「パン・コン・トマテ」、タイの「カノムパンナークン」など、その歴史とともにレシピが掲載されている。 　トーストの本は、その料理人の得意なレシピを掲載していることが多いと思うが、この本は、トーストをよりおいしくいただくための知識やノウハウが豊富に紹介されていて、トーストを使ったオリジナルメニューづくりにも適した内容になっている。 　この本を読んで、ぜひ自分の好きなトーストメニューを見つけてみよう。