イラスト・三好るき

蒸し暑くなる時期が来ると気になり始めるのが〝汗のにおい〟。特に日本は湿度が高く、においを感じやすいこともあって、制汗剤などの消臭・防臭アイテムが人気を得ています。 その防臭効果を高めるために実践してほしいのが、起床後のシャワーです。寝汗がついたままだと、それが体臭のもとになり制汗剤の効果を得にくくなるからです。シャワーを浴びて、汗やにおいがとどまりやすい背中やわき、首回りなどを洗浄し、においのもとをリセットしましょう。その後に、部位にあわせた制汗剤を使えば効果的です。 また、外出先で汗をかいてしまったら、ボディーシートが活躍します。胸元や首回りなどにおいを発しやすい部分をふき取ることで、においがなくなるだけでなく、さらさらの肌で快適に過ごすことができるでしょう。 加えて、体臭対策として、汗が乾きやすい機能性下着を着用するのもおすすめです。私も真夏には、シャツやズボンの下に、汗を吸収して乾かしてくれる機能性下着を着ています。すると、汗をかいたときに衣服が肌にはりついたり、汗のしみが衣服に移ったりする心配がないので重宝しています。 真夏の暑さは年々厳しくなっています。本格的な夏を迎える前に、いまからできる汗対策を積極的に取り入れてみませんか。（美容ジャーナリスト　加藤智一）